
4月 6, 2025 • インドネシア
2月 22, 2025 • インドネシア, スタートアップ • by Delilah
目次
インドネシアのスタートアップ企業、Sribu(スリブ)は、オンラインでフリーランスサービスを提供するマーケットプレイスとして知られています。(元々はSribulancerという名前でした。)2011年に設立されて以来、デザインコンテストプラットフォームから始まり、現在では多岐にわたるサービスを展開しています。本記事ではSribu(スリブ)について詳しく紹介します。
Sribuは、企業とフリーランサーをつなぐオンラインプラットフォームであり、デザインやその他のクリエイティブサービスを提供しています。
Sribuの創業者であるライアン・ゴンドクスモは、インドネシアにおけるデザインサービスの需要と供給のギャップに着目しました。彼は、多くの中小企業が高品質なデザインを手頃な価格で入手することが難しいと感じており、一方で才能あるデザイナーたちが自分のスキルを活かす場を求めていることを知っていました。このギャップを埋めるため、ライアンは2011年にSribulancer(スリブランサー)を設立し、デザインコンテスト形式のプラットフォームを提供することで、企業とデザイナーを効果的に結びつけることに成功しました。
Sribuは、以下のような多様なサービスを提供しています。
2011年9月:Sribu設立。デザインコンテストプラットフォームとしてサービスを開始。
2012年:East Venturesからシード資金を調達。
2013年:ユーザー数が1万人を突破。
2014年:Asteria Japanから追加の資金調達を実施。サービスカテゴリーをグラフィックデザイン以外にも拡大。
2015年:プラットフォーム上でのプロジェクト数が1万件を超える。
2016年:モバイルアプリをリリースし、ユーザーの利便性を向上。
2017年:フリーランサーコミュニティが5万人を超える。
2018年:日本のCrowdworksから追加の資金調達を受け、国際的な展開を強化。
2019年:企業向けのプレミアムサービスを開始し、大手企業との提携を拡大。
2020年:COVID-19パンデミック中にリモートワーク需要が増加し、ユーザー数とプロジェクト数が大幅に増加。
2021年:プラットフォームの総取引額が1億ドルを突破。
2022年:日本の求人事業大手Mynaviに買収され、その子会社となる。
2023年:AI技術を活用した新しいサービスを導入し、ユーザー体験を向上。
2024年:東南アジア市場へのさらなる拡大を目指し、現地パートナーとの協業を開始。
インドネシア国内外で、Sribuと同様のサービスを提供する企業が存在します。主な競合企業は以下の通りです。
Sribu(スリブ)は、インドネシアにおいて高い評価を受けているクラウドソーシングプラットフォームです。2021年12月時点で、累計登録フリーランサー数は約55万人、サービスを利用した企業数は約5万社に達しています。
このことから、多くのユーザーがSribuを活用し、企業とフリーランサーのマッチングに成功していることが伺えます。
また、SribuのCEOであるライアン・ゴンドクスモ氏は、ジェトロのインタビューにおいて、「新型コロナ禍により副業を行う人材が増加しており、年々、クオリティーの高いフリーランサーの登録が堅調に増えている」と述べています。
この発言から、インドネシア国内でのフリーランス需要の高まりと、Sribuがその受け皿として機能していることが分かります。
さらに、2021年12月には日本の株式会社マイナビがSribuを買収し、子会社化しています。この買収により、Sribuのサービス品質や信頼性がさらに向上し、ユーザーからの信頼を得ていると考えられます。
インドネシアのスタートアップ企業、Sribu(スリブ)は、オンラインでフリーランスサービスを提供するマーケットプレイスとして知られています。2011年の設立以来、デザインコンテストプラットフォームから始まり、現在ではデザインサービス、コンテンツ制作、デジタルマーケティング、写真・映像制作など、多岐にわたるサービスを展開しています。創業者のライアン・ゴンドクスモは、デザインサービスの需要と供給のギャップに着目し、企業とフリーランサーを効果的に結びつけるプラットフォームを構築しました。2022年には日本の求人事業大手マイナビに買収され、東南アジア市場へのさらなる拡大を目指しています。主要な競合企業には、Fiverr、Upwork、Projects.co.idなどがあり、Sribuは独自のサービスと地域特化型のアプローチで差別化を図っています。
インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor
システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業
インドネシアの注目スタートアップを徹底解説シリーズ
インドネシアの注目スタートアップ企業Akulaku(アクラク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Bukalapak(ブカラパック)
インドネシアの注目スタートアップ企業eFishery(イーフィッシャリー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Gojek(ゴジェック)
インドネシアの注目スタートアップ企業GoWork(ゴーワーク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Halodoc(ハロドク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Investree(インベストリー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Kitabisa(キタビサ)
インドネシアの注目スタートアップ企業OLX(オーエルエックス)
インドネシアの注目スタートアップ企業Ruangguru(ルアングル)
インドネシアの注目スタートアップ企業Rumah123(ルマ123)
インドネシアの注目スタートアップ企業Shopee(ショッピー)
インドネシアの注目スタートアップ企業SIRCLO(シルクロ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Sociolla(ソシオラ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Tokopedia(トコぺディア)
インドネシアの注目スタートアップ企業Traveloka(トラベロカ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Warung Pintar(ワルンピンタル)
インドネシアの注目スタートアップ企業Xendit(ゼンディット)