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ありがたいことに
500社以上に信頼され
Webサイト、アプリを開発

インドネシアやエジプトなど、世界各地に拠点を展開

Testimonials

お客様の声

この度の移行作業において、Timedoor チームの皆さまの素晴らしいお仕事に心より感謝申し上げます。
私たちの側ではすべて完璧に進み、プロフェッショナリズムとご支援に深く感謝しております。

この素晴らしいコラボレーションに、改めてお礼申し上げます。

Chris Quade Couto

Executive Assistant of Turtle Foundation

タイムドアの提供するサービスに非常に満足しています。サティアと彼のチームは協力するのが非常に気持ちが良く、効率的で共感力に富んでいることが証明されました。彼らは期限内に完全な機能を備えたウェブサイトを提供し、使いやすいCMSを提供しました。プロセス全体を通じて、彼らの細部への注意と問題解決能力に常に感銘を受けました。

Alvita Chen

Associate Director of SAKA Museum

間違いなくインドネシアで最高レベルのIT企業です。 私は希望通りの機能的で魅力的なWebサイトを実現してくれるプロフェッショナルな企業を探していました。数ヶ月にもわたって5社を比較し、Timedoorを選んだのは正解でした。 チームの誰もが情熱的で、経験豊富で、必要なときにいつでも助けてくれます。 どれだけビジネスに密接になってくれるか、問い合わせに素早く対応してくれるか、このような大事なポイントを理解してくれる会社です。

Hugo

Founder of INDA SURF

いつも当社のホームページに対する手厚い支援とサポートをありがとうございます。 とても良いモラルを持ち、本気で顧客を助けようとしているので、私はTimedoorのチームを信頼できました。 彼らは私たちの要求と質問に素早く応答してくれます。結果には大変満足しており、今後のプロジェクトでもTimedoorチームに手伝っていただきたいと思っています。

Chinatsu Ishiodori

Founder of Siki Bali & Rumah Kecil

当ホテルのWebサイトとそのシステムを開発してくれました。Timedoorは専門的なことへの知見も深く、常に時間厳守をしてくれるのでプロジェクトが計画通りに進みます。The Oasis Kutaを代表して、私はTimedoorに、特に裕さんと開発チームに感謝しています。そして私たちは彼らの仕事にとても満足しています。 今日では日々の仕事は、すべての要求とニーズを満たしてくれた完璧なシステムを作り上げてくれたので、すべてがより簡単になりました。

Pipin Haryanto

General Manager of Oasis Kuta Hotel

私は初めてTimedoorチームに会った時から、彼らと良いビジネス関係を築けると感じ取りました。 このチームはプロフェッショナルで且つフレンドリーです。 常に良いコミュニケーションを持っており、マネジメント会社のサイト、建設会社のサイト、教育機関のサイトなど様々な当社のサービスのWebサイトを全て任せています。古かったサイトが見事に新しいサイトに生まれ変わりました。

Fatin Hamamah

Founder of Abhinaya Villa Management

Timedoorのチームは皆プロフェッショナルです。とても素敵な会社概要サイトを作っていただいたこと心より感謝しています。優れたコミュニケーション能力と対応力を持ち、常に創造的で解決策を生み出してくれる会社だと感じました。Timedoorのサービスに非常に満足しています。専門的で重要なWebサービスを作れる会社を探している人には、是非Timedoorをお勧めします。

Furukawa Teito

Founder of Luxindo Property

インドネシアでは本当に必要としているものを理解している良いホームページの開発者を見つけるのは難しいです。 私はバリ島やジャカルタでビジネスをしていますが、自分のビジネスの哲学と概念を表現するホームページを作りたいと思っていました。Timedoor Indonesiaは自分が想像していたもの以上のものをデザインし納品してくれました。

Till Marzloff

Architect of Tiga Kotak

Timedoorは7South Coffeeのために素晴らしいウェブサイトを新しく作ってくれました。我々はその結果に非常に満足しています。 私たちは、より多くの国に展開するため、またオンラインでのマーケティングを強化するため、Timedoorのサービスを今後も使っていきたいと思います。 彼らのチームはプロでいて、且つ一緒に楽しく働くことができます!

Lance Shay

Founder of 7 South Coffee

実績

Hino
Volkswagen
BNI
Indosat
Broco
Caroline
Shimajiro
Jiipe
LIA
Spin Fish
Bali TV
Bali Post
Asita
Mercure
Kura-Kura Bus
Bubba Gump
Siki
Watabe
Kamaya Bali
Tasini
Granola
Hideaway
Hundred Seeds
JAIF
J Trust Bank
Nissan
Sharp Point
Cow Style
Honda
Yamaha

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٢٤ د جنوب الاكاديمية, New Cairo 3, Cairo Governorate, Egypt

+201551002308

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160-0004 Tokyo, Shinjuku, Yotsuya 3 Chome 2-1 Frontplace Yotsuya Building 2F

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Our Team

Why We Have a Strong Team

Timedoor's Team

Why We Have a Strong Team

PT. Timedoor Indonesiaは2014年にインドネシアのバリ島で創業された日本人が経営するスタートアップです。当社ではWeb制作やスマホアプリ開発、オフショア開発をはじめとしたITソリューション、子供向けのIT教育事業、日本語職業訓練および人材事業などテクノロジーとヒトの力をフル活用してインドネシアや日本で様々なサービスを提供しています。

Timedoor's Ceo Mr. Yutaka

We are Japanese
based IT Startup

言葉も文化もわからないインドネシアに来てはや10年が経ち、私自身も当社の社員もインドネシアの社会も大きな成長を遂げました。これまでの10年間色々な方の助けを借りながらシステム開発やデザイン、教育を通じてインドネシアの社会のお役に立てるよう日々懸命に働いてまいりました。 当社の社員はみんな若く活気があり、様々なバックグラウンド、地域、宗教から集まっています。成長を続ける東南アジア最大の市場インドネシアを拠点にしてインドネシアや日本の社会に貢献できるよう今日も若くて元気いっぱいの社員と共に日々挑戦しております。

Timedoor Career

We Are Hiring New Talents!

Timedoorでは常に可能性と情熱にあふれた若者を歓迎しています。自分自身に挑戦してもっと成長したいと思っている方にとって、Timedoorは最適な場所の一つです。当社ではWebのプログラマー、デザイナー、スマホアプリ開発者、教育者または営業やビジネス開発のスタッフを募集しています。

私たちの冒険に参加してください!

Why Us?

私たちは、ユーザーフレンドリーで、高性能かつ安全なウェブサイトを構築します。

日本人による品質管理と管理体制

社内では品質管理を徹底しており、100以上のチェックリストを通過した上でのサービスローンチとなります。 また日本人ブリッジSEやインドネシア人の日本語人材によりお客様のコミュニケーションや言語の問題が最小限に収まるようにサポートさせていただいております。

高い社員定着率

インドネシアのバリ島という特殊な文化、環境の中でビジネスをしており、かつ社内のイベントやアウティング、 風通しのいい会社になる努力を徹底的に行なっており、転職文化の発展途上国にあって離職率5%以下で安定した人材の確保ができております。

採用に力を入れています

弊社では現地の理系の高専や大学とMOUを交わし、インターンシップを通じて多くの学生を受け入れ 、技術レベルやマインドセットを確認できた方が弊社のフルタイムになり厳しいトレーニングを受けます。入社時には最低4年から7年のプログラミング経験があります。

結果にコミットする

最新の技術を使用して最高に設計されたウェブサイトであっても、そのウェブサイトがお客様の成果につながらない限り無意味です。お客様のウェブサイトを訪問するユーザーが製品やサービスに良い印象を持っていただいたり、お問い合わせや購入に繋げていくことに我々もコミットさせていただきます。 「お客様のビジネスの結果に貢献するシステムを開発する」– Timedoorではこれを最優先事項としてお客様と一緒に取り組ませていただきます

ISO 27001認証取得済みのセキュリティ基準

弊社では、国際的に認められたISO 27001規格に準拠し、お客様のデータを厳格に保護しています。安全なサーバー環境、アクセス制御、継続的なリスク評価を通じて、サイバー脅威からビジネスを守り、円滑な運用を支援します。

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なぜインドネシア人材は介護の分野で一番人気なのか?

7月 12, 2026 • インドネシア

なぜインドネシア人材は介護の分野で一番人気なのか?

日本の介護業界では、外国人材の採用がすでに特別な選択肢ではなくなりつつあります。 以前は「外国人を採用するべきかどうか」という議論が中心でした。しかし現在は、「どの国の人材を、どの制度で、どのように採用し、どう定着してもらうか」という段階に入っています。 その中で、近年特に存在感を強めているのがインドネシア人材です。 介護分野では、ベトナム、フィリピン、ミャンマー、ネパール、中国、スリランカなど、さまざまな国の人材が日本で働いています。その中でもインドネシア人材は、特定技能介護の分野で最も多い国籍として確認されており、EPAによる介護福祉士候補者の受け入れでも長い歴史があります。 では、なぜインドネシア人材は介護分野でこれほど人気があるのでしょうか。 「優しい国民性だから」「親日だから」「若い人が多いから」といった説明だけでは、かなり不十分です。たしかにそれらは一部の理由にはなりますが、採用実務の現場では、もう少し複雑な要素が絡み合っています。 インドネシア人材が介護分野で評価される背景には、日本側の深刻な介護人材不足、インドネシア側の若い人口構造、海外就労への関心、日本語学習者の多さ、EPAから続く制度的な実績、特定技能試験との相性、そして介護という仕事とインドネシア社会の価値観との相性があります。 この記事では、インドネシアのことをあまり知らない方にも分かりやすいように、インドネシア人材が介護分野で人気を集める理由を、制度、統計、文化、採用実務の観点から詳しく解説します。   日本の介護業界では何が起きているのか 介護人材不足は一時的な問題ではない 日本の介護業界で外国人材の受け入れが進んでいる最大の理由は、単純に人手が足りないからです。 厚生労働省の推計では、2022年度時点の介護職員数は約215万人です。一方で、2026年度には約240万人、2040年度には約272万人の介護職員が必要になるとされています。 つまり、2026年度までに約25万人、2040年度までに約57万人を追加で確保する必要があるということです。 この数字は、介護施設が採用広告を少し改善したり、給与を少し上げたりするだけで解決できる規模ではありません。日本では高齢者が増え続ける一方で、若い働き手は減っています。介護を必要とする人が増え、介護を担う人が減る。構造として、かなり厳しい状況です。 介護は、人の生活を支える非常に重要な仕事です。しかし、身体的にも精神的にも負担が大きい仕事でもあります。夜勤、排泄介助、入浴介助、食事介助、認知症対応、家族対応、記録業務、事故防止、感染症対策など、現場で求められることは非常に多くあります。 それにもかかわらず、給与水準や社会的評価が、必ずしも仕事内容に見合っているとは言い切れません。理念だけでは現場は回りません。現場は人で回ります。あまりに当たり前ですが、社会はだいたい当たり前のことを問題が深刻化してから思い出します。 国内人材だけでは将来の需要を満たしにくい 日本国内でも、介護職員の処遇改善、離職防止、生産性向上、介護ロボットやICTの導入、多様な人材の活用など、さまざまな対策が進められています。 しかし、人口構造そのものが変化している以上、国内人材だけで介護需要をすべて満たすことは難しくなっています。 特に地方では、若い人材の採用が非常に難しくなっています。介護施設が求人を出しても応募が少ない。応募があっても定着しない。夜勤に入れる人が足りない。ベテラン職員に負担が集中する。このような状況は、すでに多くの地域で現実になっています。 このような背景から、外国人介護人材の受け入れは「一時的な補助」ではなく、介護事業を継続するための重要な選択肢になっています。 外国人介護人材の受け入れ制度は複数ある 日本で外国人が介護分野で働く制度には、主にEPA、在留資格「介護」、技能実習、特定技能の4つがあります。 EPAは、経済連携協定に基づく公的な受け入れ制度です。インドネシア、フィリピン、ベトナムから看護師候補者や介護福祉士候補者を受け入れてきた歴史があります。 在留資格「介護」は、介護福祉士の国家資格を取得した外国人が、日本で介護職として働くための在留資格です。長期的に日本で働く道につながる重要な資格です。 技能実習は、もともと日本の技能を海外へ移転することを目的とした制度です。介護職種も対象になっていますが、制度の趣旨は単純な労働力確保とは異なります。 特定技能は、人手不足が深刻な分野で、一定の技能と日本語能力を持つ外国人が働くための制度です。介護分野では、介護技能評価試験、介護日本語評価試験、日本語試験への合格などが求められます。 この中でも、近年の介護人材採用で特に注目されているのが特定技能「介護」です。     インドネシア人材が介護分野で人気と言われる根拠 特定技能介護でインドネシアが最も多い インドネシア人材が介護分野で人気と言われる最大の根拠は、実際に特定技能介護の在留者数でインドネシアが最も多い国籍になっていることです。 厚生労働省の資料では、令和6年12月末時点の介護分野における特定技能外国人の国籍を見ると、インドネシアが最も多く、次いでミャンマー、ベトナム、フィリピン、ネパールの順となっています。 これは単なる印象論ではありません。介護分野において、インドネシア人材は実数として大きな存在感を持っています。 採用市場では、評判だけでなく実績が重要です。すでに多くのインドネシア人が日本の介護現場で働いているという事実は、新たに採用を考える施設にとって大きな安心材料になります。 EPAから続く受け入れの歴史がある インドネシアと日本の介護人材の関係は、最近突然始まったものではありません。 日本は、日・インドネシア経済連携協定に基づき、2008年度からインドネシア人看護師候補者・介護福祉士候補者を受け入れてきました。 EPAによる受け入れは、単なる労働力不足対策ではなく、経済連携の一環として行われてきた制度です。候補者は日本で働きながら介護福祉士国家試験の合格を目指し、受け入れ施設も学習支援を行います。 この長い歴史があるため、日本側にもインドネシア側にも、介護人材の教育、送り出し、受け入れ、国家試験対策、生活支援に関する経験が蓄積されています。 まったく新しい国から人材を受け入れる場合、日本側は文化、宗教、教育水準、生活支援、トラブル対応などを一から学ぶ必要があります。しかしインドネシアの場合、すでに多くの先行事例があります。 この「受け入れの歴史」は、採用する側にとって非常に大きな意味を持ちます。 インドネシア政府側にも日本就労への関心がある インドネシア側でも、日本で働く人材の送り出しは重要なテーマになっています。 インドネシアには、海外で働く労働者を支援・管理する政府機関があり、日本向けの看護師・介護福祉士候補者のG to Gプログラムも実施されています。 G to Gとは、Government to Governmentの略で、政府間の枠組みによる人材送り出しを意味します。 このような公的な枠組みがあることは、日本側の採用にとって大きな安心材料になります。もちろん、すべての採用がG to Gで行われるわけではありませんが、国として日本向け人材育成に関心を持っていることは、長期的な採用ルートを考えるうえで重要です。     インドネシアという国の基本を理解する インドネシアは東南アジア最大級の人口大国 インドネシアは、東南アジア最大の人口を持つ国です。世界全体で見ても、人口規模は上位に入ります。 日本人から見ると、インドネシアはバリ島のイメージが強いかもしれません。しかし実際には、ジャワ島、スマトラ島、カリマンタン島、スラウェシ島、パプアなど、非常に広い国土と多様な地域を持つ大国です。 人口が多いということは、当然ながら若い労働力の母数も大きいということです。 日本では若年人口が減少していますが、インドネシアにはこれから海外で働きたい若者が多く存在します。この人口構造の違いが、日本の介護業界とインドネシア人材を結びつける大きな背景になっています。 若い人材が多く、海外就労への関心も高い インドネシアでは、海外で働くことは珍しい選択肢ではありません。 マレーシア、台湾、香港、シンガポール、中東、日本、韓国など、さまざまな国でインドネシア人が働いています。家族を支えるため、より高い収入を得るため、将来の生活基盤を作るために海外就労を選ぶ人も多くいます。 特に地方部では、国内だけでは十分な給与やキャリア機会を得にくい場合があります。そのため、日本で働くことは、若者にとって現実的なキャリアの選択肢になり得ます。 介護分野で働くには、日本語学習、介護技能の学習、試験、面接、渡航準備など、多くのステップを乗り越える必要があります。簡単ではありません。それでも挑戦する人材がいるということは、採用側にとって大きな可能性です。 多民族・多文化社会である インドネシアは、300以上の民族集団を持つ多民族国家です。言語、文化、宗教、生活習慣も地域によって大きく異なります。 そのため、「インドネシア人はこういう人たち」と一言で決めつけるのは危険です。ジャワ島出身者、バリ島出身者、スラウェシ島出身者、スマトラ島出身者では、文化的背景も性格傾向も異なることがあります。 ただし、多様な社会の中で生活しているため、異なる文化や価値観に触れる機会が多い人もいます。これは、日本の職場や地域社会に適応するうえでプラスに働く場合があります。 採用では、国籍だけでなく、出身地域、教育歴、家庭環境、宗教、本人の性格、海外経験、学習意欲を丁寧に見ることが重要です。     介護という仕事とインドネシア人材の相性 家族を大切にする価値観が介護と重なりやすい インドネシア社会では、家族とのつながりが非常に強い傾向があります。 都市化が進み、核家族化も進んでいますが、それでも親、祖父母、兄弟、親戚との関係を大切にする価値観は広く残っています。高齢者を敬うこと、家族を助けること、困っている人を支えることは、多くの地域で自然な価値観として受け止められています。 介護の仕事では、利用者を単なる「サービス対象」としてではなく、一人の生活者として尊重する姿勢が求められます。 この点で、インドネシア人材の中には、高齢者に対して柔らかく接することが得意な人が多いと評価されることがあります。 ただし、「インドネシア人なら全員介護に向いている」と考えるのは危険です。国籍で人を雑に分類するのは、採用で一番やってはいけない手抜きの一つです。 大切なのは、文化的な相性を理解しつつ、一人ひとりの適性を見極めることです。 穏やかなコミュニケーションが現場に合いやすい インドネシア人は、一般的に対立を避け、場の空気を大切にする傾向があると言われます。 日本の介護現場では、利用者、家族、看護師、ケアマネージャー、同僚、上司など、多くの人と協力しながら働きます。そのため、相手に配慮しながら話す力や、落ち着いて対応する力が重要です。 特に認知症の利用者への対応では、強い言い方や一方的な指示ではなく、穏やかな声かけ、待つ姿勢、相手の不安を受け止める態度が求められます。 インドネシア人材の中には、このような対応を自然に身につけやすい人もいます。 一方で、穏やかさには注意点もあります。 困っていても「大丈夫です」と答えてしまう人がいます。分からないことがあっても、上司や先輩に遠慮して質問しない場合があります。 そのため、日本側は「何も言わないから問題がない」と判断してはいけません。沈黙を都合よく解釈するのは、人間社会のよくある失敗です。 助け合いの価値観がチームケアに合いやすい インドネシアには、Gotong Royongという考え方があります。 これは、地域や共同体の中で助け合う、協力する、互いに支えるという意味を持つ言葉です。現代の都市部では昔ほど強くない部分もありますが、協力や相互扶助を大切にする価値観は、インドネシア社会を理解するうえで重要です。 介護現場もまた、個人プレーだけでは成り立ちません。 介護職員、看護師、ケアマネージャー、リハビリ職、管理者、厨房、清掃、家族など、多くの人が連携して利用者の生活を支えます。 インドネシア人材がチームにうまく入ることができれば、現場の雰囲気を良くし、チームケアの一員として大きな力を発揮する可能性があります。     日本語学習者の多さが人気を支えている インドネシアは日本語学習者が非常に多い国 インドネシアは、日本語学習者が非常に多い国です。 国際交流基金の2025年度情報では、インドネシアの日本語学習者数は732914人とされています。日本語学習者数は世界的にも上位であり、日本語教育の土台がある国だと言えます。 日本のアニメ、漫画、音楽、ゲーム、観光、日系企業、日本で働く先輩の存在などが、日本語学習への入口になっています。 近年では、特定技能制度や日本での就労機会が、日本語学習の目的に大きな影響を与えています。つまり、趣味として日本語を学ぶ人だけでなく、実際に日本で働くために日本語を学ぶ人も増えているということです。 介護では日本語力が定着を左右する 介護分野では、日本語力が非常に重要です。 利用者との会話、体調確認、申し送り、介護記録、事故報告、服薬確認、緊急時対応など、日本語が必要になる場面は数えきれません。 特定技能「介護」では、日本語能力試験N4以上またはJFT-Basicなどの日本語要件があります。しかし、N4はあくまで入口です。 N4に合格しているからといって、日本の介護現場で必要な日本語をすべて使いこなせるわけではありません。 「昨日より食欲がありません」 「立ち上がる時にふらつきがありました」 「夜間に何度も起きていました」 「いつもより表情が暗いです」 「薬を飲むことを嫌がっています」 このような細かい状態変化を正確に伝える力が必要です。 そのため、採用時点の日本語力だけで判断するのではなく、入職後も継続して介護日本語を伸ばす仕組みが必要です。 発音面で日本語と相性がよい部分もある インドネシア語はアルファベットを使い、発音が比較的規則的な言語です。 日本語とは文法が大きく異なりますが、母音の発音には比較的近い部分があります。そのため、インドネシア人材の日本語は、日本人にとって比較的聞き取りやすいと感じられることがあります。 ただし、助詞、敬語、漢字、介護記録、方言、早口の指示は大きな壁になります。 介護現場では、「ちょっと見といて」「さっきの件、あとで記録しておいて」「この方、今日は少し様子が違うから気をつけて」のような省略の多い日本語が飛び交います。 日本人同士でも曖昧な表現を、外国人材がすぐに理解できるとは限りません。 日本側は、やさしい日本語で伝える力を身につける必要があります。     インドネシア人材が施設側に評価されやすい理由 まじめに学ぶ候補者が多い インドネシアから日本の介護職を目指す人材の多くは、日本語学習、介護学習、試験、面接、書類準備、渡航準備など、多くのプロセスを経て来日します。 この過程を乗り越えた人材は、少なくとも日本で働くことに対して一定の覚悟を持っています。 もちろん、全員が優秀というわけではありません。中には日本の生活や介護の仕事を十分に理解しないまま来日する人もいます。 しかし、しっかり教育された候補者であれば、まじめに仕事を覚えようとする姿勢、利用者に丁寧に接する姿勢、長く働きたいという意欲が見られることがあります。 若くて長期育成しやすい インドネシア人材の多くは20代から30代前半の若い層です。 介護施設にとって、若くて長期的に育成できる人材は非常に貴重です。日本国内では、若い介護職員の採用自体が難しくなっています。 若い外国人材を採用し、数年かけて日本語力、介護技術、チーム連携、利用者理解を育てることができれば、将来的には現場の中核人材になる可能性があります。 特に介護福祉士国家資格の取得を目指す人材であれば、単なる短期就労ではなく、日本でのキャリア形成を考えることができます。 女性人材だけでなく男性人材にも期待できる 介護分野では女性人材が注目されることが多いですが、インドネシアからは男性人材にも期待できます。 日本の介護現場では、移乗介助、入浴介助、夜勤、緊急時対応など、体力が求められる場面もあります。もちろん介護は力だけの仕事ではありませんが、身体介助がある以上、体力のある人材は現場で重要です。 インドネシア人男性の中には、家族を支えるために海外でしっかり働きたいという動機を持つ人もいます。 ただし、男性だから力仕事、女性だから生活支援という単純な分け方は避けるべきです。本人の適性、性格、希望、介護観を見たうえで配置することが重要です。     他国人材と比べたインドネシア人材の特徴 ベトナム人材との違い ベトナム人材は、日本の技能実習や特定技能で非常に大きな存在感を持っています。 製造業、建設、農業、外食など、幅広い分野でベトナム人材は多く働いてきました。日本語学習への意欲も高く、若い人材も多い国です。 一方で、介護分野に限ると、近年はインドネシア人材の存在感が非常に強くなっています。 理由の一つは、EPAや特定技能介護の流れの中で、インドネシアから介護分野へ進むルートが形成されていることです。 また、ベトナム人材は製造業や建設業など他分野への就労選択肢も多く、介護だけに集中しているわけではありません。 フィリピン人材との違い フィリピン人材は英語力が高く、看護や介護、家事労働、ホスピタリティ分野で国際的に評価されています。 介護や看護の国際労働市場では、フィリピン人材は非常に強いブランドを持っています。日本だけでなく、アメリカ、カナダ、イギリス、中東、シンガポールなど、多くの国がフィリピン人材を求めています。 つまり、フィリピン人材は優秀ですが、国際的な競争も激しいということです。 一方、インドネシア人材は、人口規模、日本語学習者の多さ、日本向け就労への関心、介護分野での受け入れ実績を背景に、日本の介護施設にとって採用候補を確保しやすい面があります。 ミャンマー人材との違い ミャンマー人材も近年、介護分野で急速に存在感を高めています。 若く、まじめで、日本語学習に熱心な人材が多いと評価されることがあります。 一方で、ミャンマーは政治・社会情勢の影響を受けやすく、送り出しや渡航の安定性に注意が必要です。 インドネシアは人口規模が大きく、政府間の枠組みや民間の教育機関も比較的整っているため、長期的な採用ルートを作りやすいという強みがあります。 ネパール人材との違い ネパール人材も日本で増えています。 若く、海外就労への意欲が高く、日本語学校経由で日本に来る人も多くいます。介護分野でも今後さらに増える可能性があります。 一方で、インドネシアは人口規模、日本語学習者数、EPAから続く介護分野の歴史、政府間の枠組みという点で、介護分野における土台が大きいと言えます。 採用の安定性を考えると、インドネシアは非常に有力な国の一つです。     インドネシア人材採用のメリット 採用母集団が大きい インドネシア人材の大きなメリットは、採用母集団の大きさです。 人口が多く、若年層も厚く、日本で働きたい人材が一定数いるため、採用候補者を集めやすい傾向があります。 ただし、候補者数が多いことと、全員が日本の介護に向いていることはまったく別です。 大量に候補者がいても、日本語力、介護理解、生活適応力、長期就労意欲が不足していれば、採用後に現場が苦労するだけです。 採用母集団が大きいということは、きちんと選考すればよい人材に出会える可能性が高いという意味です。誰でも採ればよいという意味ではありません。 介護職への志望動機を作りやすい インドネシア人材の中には、看護系、医療系、福祉系の学歴や経験を持つ人もいます。 また、家族を支えたい、日本で長く働きたい、将来介護福祉士を取りたい、日本語を使ってキャリアを作りたいという動機を持つ人もいます。 介護という仕事は、入職前の理解が非常に重要です。 「日本に行けるなら何でもいい」という人材を採用すると、入浴介助、排泄介助、夜勤、認知症対応の現実に直面したときに離職リスクが高まります。 そのため、インドネシアで候補者を育成する段階から、介護の仕事内容を正確に伝えることが大切です。 長期キャリアを描きやすい 特定技能「介護」は、原則として通算5年までの在留資格です。 しかし、介護福祉士国家資格に合格すれば、在留資格「介護」へ変更し、長期的に日本で働くことが可能になります。 これは、介護分野ならではの大きな特徴です。 他の分野では特定技能2号への移行が重要になりますが、介護分野では介護福祉士資格を取得することで長期就労の道が開けます。 そのため、採用時点から「5年で終わり」ではなく、「介護福祉士を目指すキャリアパス」を提示することができます。 インドネシア人材の中には、家族のために長く安定して働きたい人、日本で生活基盤を作りたい人、将来リーダーや教育担当になりたい人もいます。 施設側がキャリアパスをきちんと設計できれば、定着率向上につながります。     インドネシア人材採用で注意すべきポイント 日本語力は入職後も伸ばす前提で考える インドネシア人材の採用で最も重要な課題の一つは、日本語力です。 特定技能の試験に合格していても、現場で必要な日本語をすべて使いこなせるわけではありません。 介護現場では、利用者の体調変化を正確に伝える必要があります。また、事故やヒヤリハットが起きたときには、事実を正確に報告し、記録しなければなりません。 そのため、採用後には、介護日本語、記録、申し送り、事故報告、家族対応などの教育を継続する必要があります。 宗教や食事への配慮が必要 インドネシアは世界最大級のムスリム人口を持つ国です。 そのため、インドネシア人材を採用する場合、食事、礼拝、ラマダンなどへの理解が必要になる場合があります。 ただし、これを過度に難しく考える必要はありません。 豚肉やアルコールを避ける、食事内容を事前に確認する、礼拝の時間について相談できる雰囲気を作る、ラマダン中の体調管理に注意する、といった基本的な配慮で対応できることも多くあります。 重要なのは、本人に確認することです。 同じインドネシア人でも、宗教実践の程度は人によって異なります。毎日きっちり礼拝する人もいれば、そこまで厳格ではない人もいます。 「インドネシア人だから全員こうだ」と決めつけるのは危険です。 遠慮して問題を言わないことがある インドネシア人材の中には、上司や先輩に対して遠慮し、困っていることを言い出せない人もいます。 日本の職場では「分からないことがあったら聞いてください」と言いがちですが、それだけでは不十分です。 分からないことを聞くには、心理的な安全性が必要です。 「こんなことを聞いたら怒られるのではないか」 「迷惑をかけるのではないか」 「評価が下がるのではないか」 このように感じると、本人は黙ってしまいます。 その結果、ミス、事故、ストレス、離職につながることがあります。 採用側は、定期面談、やさしい日本語での確認、メンター制度、母語で相談できる窓口などを用意することが重要です。 日本人職員側の受け入れ教育も必要 外国人材採用でよくある失敗は、外国人側だけに努力を求めることです。 日本語を覚えなさい。日本のルールを守りなさい。報連相をしなさい。介護記録を書きなさい。利用者に丁寧に接しなさい。 もちろん、これは必要です。 しかし、日本人職員側にも教育が必要です。 やさしい日本語で伝える力、文化の違いを理解する力、宗教や食事への配慮、指示の出し方、フィードバックの仕方、外国人材を孤立させないチーム作りが必要です。 外国人材を採用するということは、単に人を一人増やすことではありません。職場のマネジメントを変えることです。     採用を成功させるための実務ポイント 採用前に仕事内容を正直に伝える インドネシア人材を採用する際は、介護の仕事内容を正直に伝えることが重要です。 特に、排泄介助、入浴介助、夜勤、認知症対応、身体介助、記録業務については、採用前に必ず説明するべきです。 「日本で働けます」 「給料が高いです」 「高齢者を助ける仕事です」 これだけでは不十分です。 介護の仕事には、きれいな面と大変な面があります。そこを理解したうえで応募する人材の方が、入職後に定着しやすくなります。 日本語力だけでなく性格と適性を見る 採用面接では、日本語力だけを見てはいけません。 もちろん日本語力は重要です。しかし、介護では性格、忍耐力、清潔感、観察力、チームワーク、学習意欲、ストレス耐性も重要です。 日本語が少し上手でも、介護への理解が浅い人材は現場で苦労します。逆に、日本語はまだ完璧でなくても、素直に学び、利用者に丁寧に向き合える人材は伸びる可能性があります。 面接では、なぜ介護を選んだのか、高齢者と接した経験はあるか、排泄介助や入浴介助をどう理解しているか、日本で何年働きたいのか、介護福祉士を目指す意思があるか、困ったときに相談できるタイプかを確認することが重要です。 入職後3か月を特に丁寧に支援する 外国人材の定着では、入職後3か月が非常に重要です。 この期間に、生活、仕事、人間関係、日本語、食事、通勤、寮、睡眠、ホームシックなど、さまざまな問題が出ます。 最初の3か月に孤立させてしまうと、本人の不安が大きくなり、離職リスクが高まります。 特に介護施設では、現場が忙しいため、新人教育が後回しになりがちです。 しかし、ここで手を抜くと、後でさらに大きな負担になります。 最初に丁寧に教える。何度も確認する。分からないことを聞きやすくする。生活面もサポートする。日本人職員にも協力を求める。 この基本を積み重ねることが、定着につながります。 介護福祉士取得までの道筋を示す インドネシア人材に長期的に活躍してもらうには、介護福祉士取得までの道筋を示すことが重要です。 国家試験に合格するには、実務経験、日本語力、専門知識、試験対策が必要です。 施設側が学習時間の確保、教材提供、先輩職員の支援、試験対策講座の案内などを行えば、本人のモチベーションは高まりやすくなります。 「5年働いて終わり」ではなく、「資格を取って長く働ける」という未来を見せることが、インドネシア人材の定着には大きな意味を持ちます。     なぜ「一番人気」と言われるのか 供給力と制度適合性のバランスがよい インドネシア人材が介護分野で人気を集める理由を一言で言えば、バランスの良さです。 人口規模が大きい。若い人材が多い。海外就労への関心がある。日本語学習者が多い。介護分野の制度ルートがある。EPAからの歴史がある。特定技能試験の受験環境がある。文化的に高齢者ケアと相性がある。日本側の受け入れ事例が増えている。 これらが重なっているため、インドネシア人材は介護分野で採用しやすく、育成しやすく、定着可能性も期待しやすい国の一つになっています。 採用側がイメージしやすい国になってきた 外国人材採用では、採用側の心理的ハードルも重要です。 まったく知らない国の人材を採用するより、すでに多くの受け入れ事例がある国の人材の方が、施設側は安心しやすくなります。 インドネシア人介護人材は、すでに日本各地で働いています。先行事例が増えれば増えるほど、採用側は「自社でも受け入れられるかもしれない」と考えやすくなります。 この安心感も、人気を支える要素です。 ただし人気と成功は別物 最後に大切なことを言うと、インドネシア人材が人気だからといって、採用すれば必ず成功するわけではありません。 人気の国だから大丈夫。介護に向いていると聞いたから大丈夫。日本語学習者が多いから大丈夫。宗教も何とかなるだろう。 このような考え方は危険です。 採用の成功は、国籍ではなく、候補者の質、教育、マッチング、受け入れ体制、現場の理解、キャリア支援で決まります。 インドネシア人材は非常に有力な選択肢です。しかし、採用側が何も準備しなくてよい魔法の人材ではありません。そんな都合のよい魔法があるなら、介護業界はここまで苦労していません。     まとめ インドネシア人材が介護分野で人気を集める理由は、一つではありません。 日本側では、介護人材不足が深刻化し、国内人材だけでは将来の需要を満たすことが難しくなっています。2026年度には約240万人、2040年度には約272万人の介護職員が必要とされ、外国人材の受け入れは現実的な選択肢になっています。 一方、インドネシア側には、若い人口、海外就労への関心、日本語学習者の多さ、介護や看護系教育を受けた人材、EPAから続く日本との制度的なつながりがあります。 さらに、家族や年長者を大切にする文化、穏やかなコミュニケーション、チームで助け合う価値観は、介護現場と相性を持ちやすい面があります。 ただし、インドネシア人材を採用すれば自動的に成功するわけではありません。 日本語教育、宗教や食事への配慮、入職後のメンター制度、現場職員への受け入れ教育、介護福祉士取得までのキャリア支援が必要です。 インドネシア人材は、介護分野において非常に有力な選択肢です。しかし本当に大切なのは、「インドネシア人だから採用する」のではなく、「一人ひとりの適性を見て、長く活躍できる環境を作る」ことです。 結局のところ、介護は人が人を支える仕事です。 だからこそ、採用もまた、人を数字や国籍だけで見るのではなく、その人の背景、意欲、学習力、将来性を見て判断する必要があります。     インドネシアの人材育成・採用ならLPK Timedoor ​LPK Timedoorは、インドネシア・バリ島デンパサールに拠点を置く職業訓練校で、日本での就労を目指すインドネシア人に対し、日本語や日本文化、仕事に対する価値観やマインドセットを学ぶ環境を提供しています。お気軽にお問い合わせください。 所在地と連絡先: 住所: Jl. Tukad Yeh Aya IX No.46, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia 80226​ 電話番号: +81 80-2399-8776(日本人直通) メール: [email protected] Website:  ​lpktimedoor.com Instagram: https://www.instagram.com/lpk_timedoor/     インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor  システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業 [embed]https://youtu.be/yXZ4Zk2Q4rU?si=wuMx-QOko3MGbTkE[/embed] お問い合わせはこちら   Timedoor CEO 徳永 裕の紹介はこちら         本記事で使用した単語の解説 特定技能 特定技能とは、日本の人手不足分野で、一定の技能と日本語能力を持つ外国人が働くための在留資格です。介護、外食、農業、建設、製造など複数の分野があります。 特定技能「介護」 特定技能「介護」とは、日本の介護現場で働くための特定技能の一分野です。介護施設などで身体介護、生活支援、記録、チームケアなどに従事します。 EPA EPAとは、Economic Partnership Agreementの略で、経済連携協定を意味します。日本はインドネシア、フィリピン、ベトナムなどとEPAに基づき、看護師候補者や介護福祉士候補者の受け入れを行ってきました。 介護福祉士 介護福祉士とは、日本の介護分野における国家資格です。介護の専門職として、利用者の生活支援、身体介護、相談支援、チームケアなどを行います。 在留資格「介護」 在留資格「介護」とは、介護福祉士の資格を持つ外国人が、日本で介護職として働くための在留資格です。特定技能「介護」から長期就労を目指す場合の重要なキャリアパスになります。 介護技能評価試験 介護技能評価試験とは、特定技能「介護」で働くために必要な介護の基礎的な知識や技能を確認する試験です。介護の基本、身体と心の仕組み、コミュニケーション、生活支援技術などが問われます。 介護日本語評価試験 介護日本語評価試験とは、介護現場で必要となる日本語を確認する試験です。通常の日本語能力だけでなく、介護現場で使われる言葉や表現の理解が求められます。 JFT-Basic JFT-Basicとは、国際交流基金日本語基礎テストのことです。日本で生活し働くために必要な基礎的な日本語能力を測る試験で、特定技能の日本語要件として使われます。 JLPT N4 JLPT N4とは、日本語能力試験のレベルの一つです。N5からN1まであり、N4は基本的な日本語をある程度理解できる水準とされています。特定技能ではN4以上が一つの目安になります。 LPK LPKとは、インドネシア語のLembaga Pelatihan Kerjaの略で、職業訓練機関を意味します。日本向け人材の場合、日本語教育、介護教育、生活指導、面接対策などを行う機関もあります。 送り出し機関 送り出し機関とは、外国人材を日本など海外へ送り出すための手続きや教育を行う機関です。国や制度によって役割や許可の仕組みが異なります。 G to G G to Gとは、Government to Governmentの略で、政府間の枠組みによる人材送り出しを意味します。インドネシアと日本の看護師・介護福祉士候補者の送り出しでも使われる仕組みです。 Gotong Royong Gotong Royongとは、インドネシア語で助け合い、協力、相互扶助を意味する考え方です。地域社会や共同体の中で互いに支え合う文化を表す言葉として使われます。 ムスリム ムスリムとは、イスラム教を信仰する人を意味します。インドネシアにはムスリムが多く、食事、礼拝、ラマダンなどへの理解が必要になる場合があります。 ラマダン ラマダンとは、イスラム暦における断食月です。ムスリムは日の出から日没まで飲食を控えることがあります。介護現場では、本人の体調や勤務シフトに配慮することが大切です。     FAQ Q. インドネシア人材は本当に介護分野で人気があるのですか? A. はい。特定技能介護の分野では、インドネシアが最も多い国籍として確認されています。EPAによる介護福祉士候補者の受け入れでも長い歴史があり、介護分野における主要な送り出し国の一つです。 Q. なぜインドネシア人材は介護に向いていると言われるのですか? A. 家族や年長者を大切にする文化、穏やかなコミュニケーション、助け合いの価値観、日本語学習者の多さ、介護分野での制度的な受け入れ実績などが理由です。ただし、国籍だけで適性を決めるのではなく、個人ごとの性格や経験を見ることが重要です。 Q. インドネシア人材を採用する場合、日本語力は十分ですか? A. 特定技能で来日する場合、一定の日本語要件は満たしています。ただし、介護現場で必要な日本語は入職後も学び続ける必要があります。特に記録、申し送り、事故報告、利用者との会話には継続的な教育が重要です。 Q. 宗教上の配慮は大変ですか? A. インドネシアにはムスリムが多いため、食事、礼拝、ラマダンなどへの配慮が必要になる場合があります。ただし、本人によって実践の程度は異なります。最初に本人と確認し、現場で無理なく対応できるルールを作ることが大切です。 Q. インドネシア人材は長く働いてくれますか? A. 長く働く可能性はありますが、採用後の支援次第です。日本語教育、生活支援、職場での人間関係、キャリアパス、介護福祉士取得支援などが定着に大きく影響します。採用して終わりではなく、育成する前提が必要です。 Q. インドネシア人材とフィリピン人材ではどちらがよいですか? A. どちらが絶対に良いというものではありません。フィリピン人材は英語力や看護・介護分野での国際的評価が強みです。インドネシア人材は人口規模、日本語学習者の多さ、日本向け介護人材の増加、制度的な受け入れ実績が強みです。施設の方針や受け入れ体制に合うかで判断するべきです。 Q. インドネシア人材の採用で失敗しやすいポイントは何ですか? A. 仕事内容を十分に説明しないこと、日本語力を過信すること、宗教や食事の配慮を軽視すること、日本人職員への受け入れ教育をしないこと、入職後のフォローを現場任せにすることです。特に最初の3か月の支援が弱いと、早期離職につながりやすくなります。 Q. 採用時には何を確認すべきですか? A. 日本語力、介護への理解、志望動機、家族の同意、長期就労の意思、介護福祉士を目指す意欲、身体介護への理解、ストレス耐性、相談できる性格かどうかを確認することが重要です。 Q. インドネシア人材は地方の介護施設でも採用できますか? A. 採用は可能です。ただし、地方では生活支援がより重要になります。交通手段、買い物、病院、宗教や食事、住居、地域との関係など、都市部以上に丁寧な支援が必要です。地方施設こそ、受け入れ設計の差が定着率に出やすいです。 Q. インドネシア人材を採用する一番のポイントは何ですか? A. 候補者の質を見極めることと、受け入れ体制を整えることです。インドネシア人材は介護分野で非常に有力な選択肢ですが、国籍だけで成功が保証されるわけではありません。採用前教育、入職後支援、日本人職員の理解、キャリア支援をセットで考えることが重要です。  

クールジャパンから投資されたインドネシアのWAKUWAKU JAPANがいつの間にか終わっていた

7月 11, 2026 • インドネシア

クールジャパンから投資されたインドネシアのWAKUWAKU JAPANがいつの間にか終わっていた

官民ファンド「クールジャパン機構」は2015年、SKY Perfect JSATとともに、海外向け日本専門チャンネル「WAKUWAKU JAPAN」の拡大に向けて投資を決定しました。 当時の計画では、総投資額は110億円。そのうちCool Japan Fundが44億円、SKY Perfect JSATが66億円を出資する形でした。 この金額だけを見ると、かなり本気の国家的プロジェクトだったことがわかります。 しかし、そのWAKUWAKU JAPANは、2022年3月31日に放送を終了しました。 インドネシアで長くビジネスをしている方の中にも、「そういえば、あれ終わっていたのか」と思う人は少なくないかもしれません。 今回は、インドネシアのWAKUWAKU JAPANとは何だったのか、なぜうまくいかなかったのか、そしてクールジャパン政策の失敗から何を学べるのかを整理してみます。   WAKUWAKU JAPANとは何だったのか WAKUWAKU JAPANは、日本のテレビ番組や日本文化を海外に届けるための日本専門チャンネルでした。 日本のドラマ、アニメ、映画、音楽、スポーツ、旅行番組、文化紹介番組などを、現地語字幕や吹き替えで放送していました。 インドネシアでは2014年に放送が始まり、MNCグループ系の有料テレビサービスなどを通じて視聴できる形でした。 狙いはわかりやすいものでした。 日本の番組を見てもらう。日本への関心を高める。日本旅行、日本食、日本の商品、日本の地方、日本企業への興味につなげる。 つまり、テレビ番組を入口にして、日本全体のファンを増やそうとしたわけです。 構想としては、決しておかしくありません。 問題は、その方法がインドネシア市場に合っていたのか、という点です。   なぜインドネシアだったのか インドネシアは、WAKUWAKU JAPANにとって重要な初期市場でした。 理由は明確です。 人口が多い。若年層が多い。経済成長が期待されている。日本に対する好感度も比較的高い。アニメ、特撮、日本食、日本旅行、日本語学習に関心を持つ人もいる。 日本側から見れば、インドネシアは日本コンテンツを広げる有望市場に見えたはずです。 しかし、ここに大きな落とし穴があります。 「日本に興味がある人がいる」、「日本が好きな人が多い」ことと、「日本専門の有料テレビチャンネルが継続的に見られ、事業として成立する」ことは、まったく別の話です。 日本が好きな人がいるから、日本の番組専門チャンネルも見られるはず。 この考え方は、少し甘かったようです。     なぜWAKUWAKU JAPANは終わったのか 有料テレビの時代からスマートフォンの時代へ WAKUWAKU JAPANの一番大きな問題は、有料テレビチャンネルを中心にしたモデルだったことです。 2014年当時は、有料テレビにもまだ成長の余地がありました。 しかし、その後のインドネシアでは、スマートフォンとインターネットが一気に普及しました。 YouTube、TikTok、Instagram、Netflix、Viu、Disney+ Hotstar、Vidioなどが広がり、視聴者はテレビの前でチャンネルを選ぶより、スマートフォンで好きな動画を見るようになりました。 WAKUWAKU JAPANは、テレビ時代の発想で作られた事業でした。 しかし、インドネシアの視聴者は、すでにスマートフォン時代へ移っていました。 テレビチャンネルは、視聴者に自分で探してもらう必要があります。 決まった時間に見る必要があります。 一方、YouTubeやTikTokは、アルゴリズムが勝手に動画を視聴者の前に運んできます。 自分の好きな時に好きな動画を見れます。 この差はかなり大きかったと言えるでしょう。   「日本の良いものを届ければ伝わる」という発想 WAKUWAKU JAPANには、日本側によくある考え方が見えます。 日本には良いコンテンツがある。日本には良い文化がある。だから、それを海外に届ければ、海外の人も好きになってくれる。 この考え方は、半分正しく、半分危険です。 日本のアニメ、漫画、ゲーム、日本食、観光には確かに魅力があります。 しかし、海外市場では「良いもの」だけでは売れません。 現地の生活に合っているか。価格が合っているか。見つけやすいか。買いやすいか。SNSで話題にしやすいか。友人に共有したくなるか。 ここまで設計しなければ、市場には広がりません。 日本の良さを見せるだけでは足りないのです。   ローカライズが翻訳に寄りすぎた WAKUWAKU JAPANは、日本番組をインドネシア語で届けました。 これは重要です。 しかし、本当のローカライズは翻訳だけではありません。 インドネシア人がどのようなテンポの番組を好むのか。どのような出演者に共感するのか。どのSNSで話題になるのか。家族で見るのか、一人でスマホで見るのか。宗教的・文化的にどのような配慮が必要なのか。日本の番組に字幕を付けて流すだけでは、インドネシア人の生活の中に深く入り込むのは難しかったのだと思います。   クールジャパンの失敗として見るWAKUWAKU JAPAN WAKUWAKU JAPANは、単なるテレビチャンネルの失敗ではありません。 クールジャパン政策の弱さをよく表した事例でもあります。 クールジャパンとは、日本の文化、食、観光、コンテンツ、商品、サービスなどを海外に広げようとする政策です。 方向性そのものは間違っていません。 実際、日本のアニメ、漫画、ゲーム、日本食、訪日観光には大きな力があります。 問題は、日本側が「日本の魅力」を自分たちで定義し、それを海外に届ければ受け入れられると考えてしまうことです。 ここを間違えると、Cool Japanは「日本の良いものを見せてあげる」政策になってしまいます。 しかし、海外の消費者は日本を応援するためにお金を払うわけではありません。 自分にとって便利か、楽しいか、安いか、かっこいいか、かわいいか、信頼できるかで判断します。   Cool Japan Fundの損失問題 WAKUWAKU JAPANだけでなく、Cool Japan Fund全体も厳しい評価を受けています。 報道では、2026年にはCool Japan Fundの累積損失が540億円規模に達し、廃止や統合が検討されているとも報じられています。 もちろん、投資ファンドである以上、すべての案件が成功するわけではありません。 しかし、問題は「失敗した投資があった」ことではありません。 市場理解が甘いまま大きな資金を入れたこと。日本ブランドへの期待が強すぎたこと。 現地で本当に売れる仕組みを作り切れなかったこと。 撤退判断や改善サイクルが遅くなりやすかったこと。 様々な問題があります。     WAKUWAKU JAPAN以外の失敗例 マレーシアのIsetan The Japan Store クールジャパンの失敗例としてよく挙げられるのが、マレーシアのIsetan The Japan Storeです。 これは、クアラルンプールに日本のライフスタイルを発信する商業施設を作る構想でした。 Cool Japan Fundは、Isetan Mitsukoshi Holdingsとともに、約970000000円を投資する計画を発表しました。 日本の食品、ファッション、化粧品、雑貨、インテリア、伝統工芸などを紹介し、日本企業の海外展開を支援する狙いがありました。 しかし、需要は十分に伸びませんでした。 報道では、同店は2017年に約4500000ドルの損失を出し、Cool Japan Fundは最終的に株式をIsetan Mitsukoshi側へ売却したとされています。 この事例が示しているのは、「日本らしいものを集めれば売れる」という考え方の限界です。 現地の消費者にとって、価格は合っていたのか。日常的に買う理由はあったのか。ハラル対応や商品構成は十分だったのか。ローカル競合と比べて選ばれる理由はあったのか。 そこまで詰めなければ、どれだけ日本らしい空間を作っても、商売としては厳しくなります。   Anime Consortium Japan Anime Consortium Japanも、Cool Japan関連の象徴的な案件の一つです。 日本のアニメを海外に公式配信し、海賊版対策や海外市場拡大につなげることを目指したプロジェクトでした。 日本アニメは海外で強いコンテンツです。方向性としては理解できます。 しかし、これも簡単ではありませんでした。 海外の動画配信市場には、Netflix、Crunchyroll、YouTube、各国ローカル配信サービスなど、多くの競合があります。 重要なのは、作品の強さだけではありません。アプリの使いやすさ、価格、字幕品質、配信スピード、決済のしやすさ、コミュニティ、マーケティングも必要です。 日本側が「公式配信です」と言っても、ユーザーは便利で見やすい場所を選びます。 正しいだけでは勝てません。 市場は道徳の授業ではなく、ユーザー体験の競争です。   何が共通していたのか WAKUWAKU JAPAN、Isetan The Japan Store、Anime Consortium Japanには、共通する問題があります。 日本側が「日本の良いもの」を中心に考えすぎたことです。 日本の番組だから見られる。日本の商品だから買われる。日本のアニメだから使われる。日本の百貨店だから信頼される。 この考え方は、入口としては間違っていません。 しかし、実際にビジネスとして成立させるには 現地の人が自分のお金と時間を使う理由を作らなければなりません。 日本ブランドは確かに強みになります。しかし、それはスタート地点であって、ゴールではありません。 インドネシア進出企業が学ぶべきこと 日本ブランドだけでは売れない インドネシアでは、日本に対する信頼や好感はあります。 しかし、それだけでは売れません。 インドネシアの消費者には無料と百円では大きな違いがあります。 日本ブランドは入口にはなりますが、決定打にはなりません。 WAKUWAKU JAPANも、「日本の番組です」だけでは不十分でした。 輸出ではなくローカライズが必要 日本企業が海外進出で失敗しやすい理由の一つは、日本で成功したものをそのまま持ってくることです。 日本でうまくいった商品やサービスでも、インドネシアではそのまま通用しないことがあります。 価格を変える。広告表現を変える。販売チャネルを変える。決済方法を変える。宗教や文化に配慮する。 全て現地の方の目線で見直すところから始める必要があるでしょう。 小さく試して、数字で判断する WAKUWAKU JAPANや一部のCool Japan案件のような大きな構想は、見た目は魅力的です。 しかし、インドネシア市場では、最初から大きく張るより、小さく試し、数字を見て改善する方が現実的です。 まず小さなターゲットに絞る。SNSで反応を見る。広告表現を試す。価格をテストする。顧客の行動を確認する。うまくいったものだけ拡大する。 このような仮説検証型の進出が重要です。 実際に私も子供向けのITスクールを70拠点以上インドネシアで展開していますが まずは無料のボランティアでトライアルをして その後に有料の教室を小さな投資額でスタートし 自社の教室の取り組みがうまく行ってからフランチャイズ展開 というように小さな成功と失敗を繰り返しながら広げていきました。 [caption id="attachment_13129" align="alignnone" width="768"] Timedoorアカデミー教室で子供たちと[/caption]     まとめ WAKUWAKU JAPANは、2014年にインドネシアで始まった日本専門の海外向けテレビチャンネルでした。 Cool Japan Fundは、この事業の拡大に向けて44億円を投資する計画を立てていました。 しかし、WAKUWAKU JAPANは2022年3月31日に終了しました。 本記事で分析したように様々な失敗の理由があるでしょうが、私は2億8,000万人のこの親日の国には日本のIPやアニメ、コンテンツなどのビジネスは無限の可能性があると信じています。 ぜひ日本の関係者の皆さまにはここから学んで、インドネシアのマーケットに挑戦してほしいと願っています。       インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor  システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業 [embed]https://youtu.be/yXZ4Zk2Q4rU?si=wuMx-QOko3MGbTkE[/embed] お問い合わせはこちら     Timedoor CEO 徳永 裕の紹介はこちら         本記事で使用した単語の解説 WAKUWAKU JAPAN 日本のテレビ番組や日本文化を海外向けに放送していた日本専門チャンネルです。インドネシアでは2014年に始まり、2022年に終了しました。 Cool Japan 日本の文化、食、観光、コンテンツ、商品、サービスなどを海外に広げようとする政策や考え方です。 Cool Japan Fund Cool Japan関連事業に投資する官民ファンドです。日本の商品やサービスの海外展開を支援する目的で設立されました。 累積損失 過去から現在までに積み上がった損失の合計です。単年度の赤字ではなく、複数年にわたる損失の累計を指します。 OTT インターネットを通じて動画コンテンツを提供するサービスのことです。Netflix、Viu、Disney+ Hotstar、Vidioなどが代表例です。 ローカライズ 商品やサービスを現地市場に合わせることです。翻訳だけでなく、文化、価格、販売方法、広告表現、ユーザー体験まで含みます。     FAQ WAKUWAKU JAPANは今もインドネシアで見られますか? 現在は見られません。WAKUWAKU JAPANは2022年3月31日に放送とライブ配信を終了しました。 Cool Japan FundはWAKUWAKU JAPANにいくら投資したのですか? 2015年の計画では、WAKUWAKU JAPANへの総投資額は110億円で、そのうちCool Japan Fundが44億円、SKY Perfect JSATが66億円を出資する予定でした。 WAKUWAKU JAPANの最大の敗因は何ですか? 有料テレビチャンネルを中心にしたモデルが、スマートフォン、SNS、OTTの時代に合わなくなったことです。加えて、現地化不足や収益モデルの重さも影響しました。 Cool Japan Fundはどれくらい損失を出しているのですか? 英語報道では、Cool Japan Fundの累積損失は2024年度末時点で383億円、2026年には540億円規模に達したと報じられています。 WAKUWAKU JAPAN以外の失敗例はありますか? 代表例として、マレーシアのIsetan The Japan StoreやAnime Consortium Japanがあります。どちらも日本の文化やコンテンツを海外に広げる狙いはありましたが、現地需要や収益性に課題がありました。 日本コンテンツはインドネシアでまだ可能性がありますか? 可能性はあります。アニメ、漫画、ゲーム、日本語学習、日本旅行、日本食などには今も需要があります。ただし、テレビチャンネル型ではなく、SNS、動画配信、イベント、EC、コミュニティを組み合わせる必要があります。

登録支援機関がインドネシア人特定技能人材を扱う前に知るべきこと

7月 11, 2026 • インドネシア

登録支援機関がインドネシア人特定技能人材を扱う前に知るべきこと

日本で外国人材の受け入れが広がる中で、インドネシア人の特定技能人材に注目する企業や登録支援機関は増えています。インドネシアは人口が多く、若い世代も多く、日本で働くことに前向きな人材も少なくありません。介護、外食、宿泊、製造、農業、建設など、日本の人手不足分野と相性が良い領域も多くあります。 しかし、登録支援機関がインドネシア人材を扱う場合、単に「人を紹介して支援する」だけでは不十分です。特定技能制度そのものの理解、日本側の入管手続き、受入れ企業への説明、インドネシア側の送出し構造、候補者の文化的背景、費用負担、宗教、生活支援、定着支援まで、幅広い知識が必要になります。 特にインドネシア人材の場合、日本語力や技能だけを見て判断すると、入国後にミスマッチが起きることがあります。逆に、文化や生活面の特徴を理解し、受入れ企業にも丁寧に説明できれば、非常に安定して働いてくれる可能性があります。 本記事では、登録支援機関がインドネシア人特定技能人材を扱う前に、最低限押さえておくべき制度、実務、注意点、支援の考え方を詳しく解説します。   特定技能制度の基本を正しく理解する 特定技能は単なる労働ビザではない 特定技能は、日本国内で人手不足が深刻な産業分野において、一定の技能と日本語能力を持つ外国人材を受け入れるための在留資格です。制度上は、単なる労働力の補充ではなく、一定水準の専門性や実務能力を持つ人材を受け入れる仕組みとして設計されています。 登録支援機関がまず理解すべきなのは、特定技能人材は「安い労働力」ではないという点です。受入れ企業の中には、いまだに外国人材を低賃金で使える人材と誤解しているケースがあります。しかし、特定技能では、日本人と同等以上の報酬、適切な労働条件、生活支援、相談体制などが求められます。 登録支援機関は、企業側に対してこの前提を明確に説明する必要があります。ここを曖昧にしたまま受け入れを進めると、入国後に給与、仕事内容、住居、残業、休日、転職などをめぐってトラブルが発生しやすくなります。 特定技能1号と2号の違い 特定技能には、主に特定技能1号と特定技能2号があります。 特定技能1号は、相当程度の知識または経験を必要とする技能を持つ外国人向けの在留資格です。在留期間には上限があり、原則として家族帯同は認められていません。また、1号特定技能外国人に対しては、受入れ企業または登録支援機関による支援が必要です。 一方、特定技能2号は、より熟練した技能を持つ外国人向けの在留資格です。分野によって対象が異なりますが、在留期間の更新により長期的な就労が可能になり、一定条件のもとで家族帯同も可能になります。 登録支援機関が主に関わるのは特定技能1号です。したがって、支援計画、生活オリエンテーション、相談対応、定期面談、行政手続きへの同行などの実務を正しく理解する必要があります。 登録支援機関の役割は「書類代行」だけではない 登録支援機関の仕事を、在留資格申請の補助や定期面談の実施だけだと考えるのは危険です。実際には、登録支援機関は特定技能外国人が日本で安定して働き、生活できるように支える役割を担います。 具体的には、入国前ガイダンス、住居確保の支援、生活に必要な契約支援、生活オリエンテーション、日本語学習機会の提供、相談対応、日本人との交流促進、転職時の支援など、幅広い支援が求められます。 もちろん、制度上の義務を形式的に満たすことも必要です。しかし、それだけでは人材の定着にはつながりません。特にインドネシア人材は、家族とのつながり、宗教、食事、人間関係、将来のキャリアを重視する傾向があります。これらを理解したうえで支援できるかどうかが、登録支援機関の質を大きく左右します。     インドネシア人材が注目される背景 日本にいるインドネシア人は増加している 近年、日本に在留するインドネシア人は大きく増えています。日本全体で外国人材の受け入れが拡大する中、インドネシアは重要な送り出し国の一つになっています。 インドネシアは人口規模が大きく、若年層も多い国です。日本と比べると平均年齢が若く、海外就労に関心を持つ若者も多く存在します。特に地方部では、国内で十分な収入を得ることが難しい場合もあり、日本での就労をキャリアアップや家族支援の機会として考える人もいます。 登録支援機関にとって、インドネシア人材は今後も重要な対象になる可能性があります。ただし、人数が多いから簡単に採用できる、というわけではありません。日本語教育、試験対策、費用、家族の同意、宗教的配慮、送出し手続きなど、多くの要素が関係します。 インドネシア人材は介護分野でも存在感がある インドネシア人材は、介護分野でも注目されています。インドネシアには家族を大切にする文化があり、高齢者に対する敬意も比較的強いと言われます。そのため、介護の仕事に対して心理的な抵抗が少ない人もいます。 ただし、これはインドネシア人全員に当てはまるわけではありません。介護は身体的にも精神的にも負担が大きい仕事です。日本語でのコミュニケーション、記録業務、夜勤、認知症対応、排泄介助など、現実的な業務内容を事前に理解していなければ、入国後にギャップが生まれます。 登録支援機関は、候補者に対して日本の介護現場をきれいごとだけで説明してはいけません。良い面だけを伝えて採用すれば、一時的には人が集まるかもしれませんが、入国後の離職や不満につながります。短期的な成約のために現実を隠すのは、支援ではなく、ただの問題の先送りです。 製造、外食、宿泊、農業との相性も高い インドネシア人材は、介護だけでなく、製造、外食、宿泊、農業などの分野でも採用対象になりやすいです。 製造分野では、工業高校や職業訓練校で学んだ若者が候補になります。外食分野では、接客や調理に興味を持つ人も多く、宿泊分野では日本語とホスピタリティを学びたい人材がいます。農業分野では、地方出身者や農村部出身者が比較的なじみやすい場合もあります。 ただし、分野ごとに求められる日本語力、体力、職場文化、勤務時間、技能試験の難易度は異なります。登録支援機関は、単に「インドネシア人ならこの分野に合う」と決めつけるのではなく、本人の経験、性格、宗教、生活希望、将来目標を確認する必要があります。     インドネシア側の送出し制度を理解する インドネシア人材は日本側だけで完結しない インドネシア人材の特定技能採用では、日本側の在留資格申請だけでなく、インドネシア側の手続きや制度も関係します。ここを理解していない登録支援機関は、候補者や送出し機関とのやり取りで混乱しやすくなります。 インドネシアでは、海外で働くインドネシア人はPekerja Migran Indonesia、つまりインドネシア移住労働者として扱われます。日本で働く特定技能人材も、インドネシア側では海外就労者として登録や保護の対象になります。 そのため、採用実務では、日本の制度だけでなく、インドネシア側の行政手続き、送出しルート、候補者登録、費用負担、契約書類、保険、出国前手続きなどを確認する必要があります。 BP2MIとP2MIの存在 インドネシアの海外労働者保護に関係する代表的な機関として、BP2MIがあります。現在は制度や組織名の変更も進んでいるため、最新の名称や管轄を確認することが重要です。 登録支援機関がインドネシア人材を扱う場合、インドネシア側でどの機関が関与するのか、候補者がどのように登録されるのか、送り出しに必要な手続きは何かを理解しておく必要があります。 現場では、日本側の企業や登録支援機関が「在留資格認定証明書が出れば終わり」と考えてしまうことがあります。しかし、インドネシア側では出国前の登録や手続きが必要になる場合があります。これを軽視すると、ビザは準備できているのに出国が遅れる、候補者が不安になる、費用負担でもめる、という事態が起こります。 SISKOP2MIなどの登録実務 インドネシア側では、海外就労者の登録や手続きに関連して、SISKOP2MIなどのシステムが使われることがあります。候補者が自分で登録を行う場合もあれば、送り出し関係者が支援する場合もあります。 登録支援機関が直接すべてを操作するわけではないとしても、候補者がどの段階で何を求められるのかを把握しておくことは重要です。候補者から「インドネシア側でこの書類が必要と言われた」と相談されたときに、日本側が何も知らない状態では信頼を失います。 支援機関は、日本の入管手続きだけでなく、インドネシア側の出国前プロセスについても最低限の知識を持つべきです。もちろん、法的判断や現地行政手続きは専門機関に確認する必要がありますが、全体像を知らないまま人材を扱うのは危険です。 インドネシア側の費用ルールにも注意する インドネシア人材の採用では、費用負担が大きな論点になります。候補者から過大な手数料を取る悪質な業者が関与すると、本人が借金を背負って来日することになります。 この状態で日本に来ると、候補者は早く借金を返すために残業を求めたり、給与への不満が高まりやすくなったりします。場合によっては失踪や転職トラブルの原因にもなります。 登録支援機関は、候補者がどのような費用を誰に支払っているのか、過大な費用負担がないかを確認すべきです。これは単なる倫理の問題ではなく、定着率や企業リスクに直結する実務上の問題です。人材ビジネスである以上、費用の透明性をごまかすと、結局は誰かが後で代金を払うことになります。多くの場合、その代金を払うのは現場です。     インドネシア人材の文化的背景 家族とのつながりが強い インドネシア人材を理解するうえで、家族の存在は非常に重要です。多くのインドネシア人にとって、海外就労は自分だけのキャリアではなく、家族を支えるための選択でもあります。 日本で働く理由として、親への仕送り、兄弟姉妹の学費、家の建設、結婚資金、家族の生活改善などを挙げる人もいます。これは大きなモチベーションになりますが、同時にプレッシャーにもなります。 入国後、家族の病気、親の期待、仕送り額の問題、結婚の話などで精神的に不安定になることもあります。登録支援機関は、本人の生活だけでなく、家族との関係が仕事に影響する可能性を理解しておく必要があります。 宗教への配慮は避けて通れない インドネシアは世界最大規模のムスリム人口を抱える国です。もちろん、インドネシア人全員がイスラム教徒ではありません。キリスト教、ヒンドゥー教、仏教などの人もいます。しかし、インドネシア人材を扱う場合、イスラム教に関する基本的な理解は欠かせません。 ムスリムの人材の場合、食事、礼拝、断食月、豚肉やアルコールへの接触などが問題になることがあります。特に外食、食品製造、介護、宿泊などでは、職場の仕事内容と宗教的配慮のバランスを事前に確認する必要があります。 ただし、ここで重要なのは、過剰に特別扱いすることではありません。本人の信仰の程度は人によって異なります。毎日礼拝時間を厳密に守りたい人もいれば、日本では柔軟に対応する人もいます。登録支援機関は、本人に直接確認し、企業側と現実的な調整を行うことが大切です。 食事の問題は想像以上に大きい 食事は生活満足度に直結します。日本に来たばかりのインドネシア人材にとって、日本食は慣れるまで時間がかかることがあります。特に辛い料理に慣れている人や、米を多く食べる人にとって、食文化の違いはストレスになります。 また、ムスリムの人材の場合、豚肉やアルコール由来の成分を避けたい人もいます。社員食堂、寮の食事、職場の歓迎会、弁当、外食などで困ることがあります。 登録支援機関は、来日前に食事の違いを説明し、来日後には近隣のスーパー、ハラール食品店、インドネシア食材店、オンライン購入方法などを案内できるとよいでしょう。大げさに聞こえるかもしれませんが、食事で安心できるだけで、定着率はかなり変わります。人間は立派な理念より、今日の夕飯で機嫌が変わる生き物です。 直接的な否定を避ける傾向がある インドネシア人は、相手との関係性を大切にし、衝突を避ける傾向があります。そのため、職場で困っていても「大丈夫です」と言うことがあります。 日本人側はそれをそのまま受け取りがちですが、実際には理解していない、納得していない、不満がある、体調が悪いということもあります。特に上司や先輩に対しては、本音を言いづらい人もいます。 登録支援機関の面談では、「困っていることはありますか」と聞くだけでは不十分です。「最近、仕事で難しいと感じたことはありますか」「寮で困っていることはありますか」「給与明細でわからない部分はありますか」「日本人スタッフに言いづらいことはありますか」など、具体的に質問する必要があります。     日本語力の見極め方 試験合格と現場対応力は別物 特定技能では、日本語能力試験や国際交流基金日本語基礎テストなどが関係します。しかし、試験に合格していることと、現場で問題なく働けることは同じではありません。 試験では読解や基本的な会話力を測れますが、現場では方言、早口、業界用語、指示の省略、暗黙の了解、電話対応、記録業務などが求められます。特に介護や宿泊では、利用者や顧客との会話が重要です。 登録支援機関は、候補者の日本語力を「N4だから大丈夫」「N3だから安心」と単純に判断しない方がよいです。面接では、実際の業務場面を想定した質問を行い、聞き返しができるか、わからない時に確認できるか、説明を理解して自分の言葉で返せるかを見る必要があります。 日本語よりも大切な「確認する力」 現場で本当に大切なのは、完璧な日本語ではなく、わからない時に確認する力です。 外国人材のトラブルの多くは、日本語がまったくできないことよりも、わからないのに「はい」と言ってしまうことから起きます。これは本人の性格だけでなく、文化的背景や職場の雰囲気も関係します。 登録支援機関は、候補者に対して「わからない時に聞くことは失礼ではない」と繰り返し教える必要があります。また、受入れ企業にも「一度説明したから理解したはず」と考えないよう伝えるべきです。 業界別の日本語教育が必要 特定技能人材に必要な日本語は、分野によって異なります。 介護では、身体の部位、体調、感情、介助、記録、申し送りなどの日本語が必要です。外食では、接客、注文、厨房指示、衛生管理の言葉が必要です。製造では、安全確認、機械操作、品質管理、不良品、報告などの語彙が重要です。宿泊では、敬語、案内、予約、クレーム対応が求められます。 登録支援機関が本当に価値を出すなら、一般的な日本語学習だけでなく、業界別の日本語支援を用意すべきです。日本語学習機会の提供を形式的に済ませるのではなく、現場で使える言葉を学べる仕組みが必要です。     採用前に確認すべきポイント 候補者の来日目的 インドネシア人材を採用する前に、本人がなぜ日本で働きたいのかを確認することが重要です。 目的が明確な人は、困難があっても踏ん張りやすい傾向があります。例えば、家族に仕送りしたい、技術を学びたい、日本語を伸ばしたい、将来日本で長く働きたい、帰国後に事業をしたいなどです。 一方で、目的が曖昧な人は、入国後に現実とのギャップで悩みやすくなります。日本の給与だけを見て応募している場合、税金、社会保険、寮費、生活費を差し引いた手取りを理解していないことがあります。 登録支援機関は、面接時に給与の額面だけでなく、手取りのイメージ、生活費、仕送り可能額を具体的に説明すべきです。 家族の同意 インドネシア人材の場合、家族の同意は非常に重要です。本人が行きたいと言っていても、親や配偶者が強く反対していると、来日前後で辞退することがあります。 特に若い女性人材の場合、家族が海外就労を心配することがあります。また、結婚予定、親の介護、家庭の事情などがある場合、長期就労に影響することもあります。 登録支援機関は、必要に応じて家族への説明資料や、インドネシア語での情報提供を行うとよいでしょう。家族が日本での仕事内容や生活環境を理解しているだけで、本人の安心感は大きく変わります。 借金や費用負担の有無 候補者が来日前にどれくらいの費用を負担しているかは、必ず確認すべきです。日本語学校、訓練費、試験費、書類費、仲介費、渡航費など、さまざまな費用が発生することがあります。 問題は、候補者が高額な借金を抱えている場合です。高い手数料を払って来日した人材は、少しでも条件の良い職場に移りたいと考えやすくなります。また、思ったより手取りが少ない場合、不満や不信感が強まります。 登録支援機関は、採用前に費用の透明性を確認し、過大な費用負担がないルートで採用することが重要です。 宗教・食事・生活条件 採用前には、宗教、食事、住居、勤務時間、夜勤、残業、休日、制服、髪型、職場ルールなどを確認する必要があります。 例えば、ムスリム人材が食品製造や外食で働く場合、豚肉やアルコールを扱う可能性があるかを事前に説明する必要があります。介護施設では、食事介助や排泄介助、入浴介助などの業務内容を具体的に説明する必要があります。 「入国してから慣れるだろう」という考え方は危険です。慣れる人もいますが、慣れない人もいます。事前説明を丁寧に行うことが、ミスマッチを防ぐ最も安い方法です。     受入れ企業への説明で重要なこと 外国人材を「日本人の代わり」と考えない 受入れ企業に対して最初に説明すべきことは、外国人材は日本人の穴埋めではないということです。もちろん、業務上は人手不足を補う存在です。しかし、言語、文化、生活環境が異なる人材を受け入れる以上、一定の準備と支援が必要です。 日本人とまったく同じように説明し、まったく同じように理解し、まったく同じように動くことを期待すると、現場で不満が生まれます。特に初期段階では、指示の出し方、確認方法、教育担当者の配置、生活面のフォローが重要です。 登録支援機関は、企業に対して「採用すれば勝手に定着する」と思わせてはいけません。むしろ、受け入れ初期の3か月から6か月が最も重要だと説明すべきです。 現場の上司と同僚への事前説明 外国人材の受け入れでは、経営者や人事担当者だけが理解していても不十分です。実際に毎日一緒に働くのは現場の上司や同僚です。 現場が何も知らされないまま外国人材を迎えると、「なぜこの人だけ説明が必要なのか」「なぜ食事に配慮するのか」「なぜ日本語がまだ不十分なのか」という不満が生まれることがあります。 登録支援機関は、入社前に現場向けの簡単な説明会を行うことが望ましいです。インドネシアの文化、宗教、コミュニケーションの特徴、やさしい日本語での指示方法、困った時の連絡先などを共有するだけでも、現場の混乱はかなり減ります。 やさしい日本語の重要性 外国人材に対しては、難しい日本語を避け、短く、具体的に、確認しながら伝えることが大切です。 例えば、「適当にやっておいて」「いい感じにして」「前と同じように」「空気を読んで」などの表現は、外国人材には伝わりにくい場合があります。日本人同士でも伝わらないことがありますが、人類はなぜかこれを業務指示として使い続けます。 登録支援機関は、企業に対してやさしい日本語の使い方を伝えるべきです。短い文で話す、専門用語を説明する、作業手順を見える化する、写真や動画を使う、理解確認をするなど、基本的な工夫が大切です。     支援計画で形式化しやすい落とし穴 入国前ガイダンスを事務説明だけで終わらせない 入国前ガイダンスでは、労働条件、仕事内容、生活費、入国手続き、相談先などを説明します。しかし、形式的に資料を読むだけでは意味がありません。 特にインドネシア人材には、日本での生活費、税金、社会保険、寮費、手取り額、冬の寒さ、職場ルール、遅刻への厳しさ、ゴミ出しルールなどを具体的に説明する必要があります。 また、入国前に不安を聞き取ることも大切です。候補者は日本側に遠慮して、本音を言わないことがあります。登録支援機関は、インドネシア語で相談できる窓口を用意するなど、話しやすい環境を作るべきです。 生活オリエンテーションは現地生活に直結させる 生活オリエンテーションでは、日本のルールを説明します。しかし、一般論だけでは不十分です。実際に住む地域の情報が必要です。 どこで食材を買うのか、病院はどこにあるのか、役所はどこか、銀行やATMはどこか、災害時の避難場所はどこか、ゴミは何曜日に出すのか、近くにインドネシア食材店はあるのか。こうした情報が生活の安心につながります。 登録支援機関は、全国共通の説明資料だけでなく、地域別の生活ガイドを作るとよいでしょう。小さな工夫ですが、本人にとってはかなり助かります。 定期面談をチェック作業にしない 定期面談は、支援業務の中でも重要な機会です。しかし、実務では単なる確認作業になってしまうことがあります。 「仕事は大丈夫ですか」「生活は大丈夫ですか」と聞いて、本人が「大丈夫です」と答え、記録して終わる。これでは支援として弱いです。 面談では、給与明細、残業時間、人間関係、住居、食事、体調、宗教面、家族との連絡、将来希望などを具体的に確認する必要があります。また、本人だけでなく、受入れ企業側からも状況を聞くことが大切です。 問題が小さいうちに把握できれば、離職やトラブルを防げます。問題が大きくなってから対応するのは、支援というより後片付けです。     インドネシア人材の定着を高める支援 初期3か月の支援が最も重要 来日後の最初の3か月は、インドネシア人材にとって非常に大きな環境変化の時期です。日本語、仕事、気候、食事、生活ルール、人間関係、孤独感など、多くのストレスがあります。 この時期に放置すると、「この会社では長く働けない」「日本は自分に合わない」と感じる可能性があります。逆に、最初の3か月で安心感を作れれば、その後の定着率は高まりやすくなります。 登録支援機関は、入社直後の面談頻度を高める、生活確認を丁寧に行う、企業側と早めに情報共有するなど、初期支援を厚くするべきです。 同国人コミュニティとのつながり インドネシア人材にとって、同じ国の人とのつながりは大きな支えになります。日本に来たばかりの時期は、日本語だけの環境にいると疲れやすくなります。インドネシア語で話せる相手がいるだけで、精神的な負担は軽くなります。 ただし、同国人コミュニティには良い面と注意すべき面があります。良いコミュニティは生活情報や精神的支えになりますが、悪い情報が広がることもあります。転職をあおる人、借金や副業に誘う人、不正な在留や失踪に関わる人がいないとは言い切れません。 登録支援機関は、本人を孤立させない一方で、信頼できる相談先を明確にすることが大切です。 キャリアの見通しを示す インドネシア人材は、日本で何年働くのか、将来どうなれるのかを気にします。特定技能1号で働いた後、特定技能2号を目指すのか、技能を身につけて帰国するのか、日本語を伸ばして別のキャリアを目指すのか、人によって希望は異なります。 登録支援機関は、目先の就労支援だけでなく、キャリアの見通しを一緒に考えるべきです。特定技能2号の対象分野や要件、分野内での昇給、資格取得、日本語学習、帰国後の可能性などを説明できると、本人のモチベーションにつながります。 企業側にとっても、キャリアパスを示せる職場の方が定着しやすくなります。外国人材を単純作業だけに固定すると、優秀な人ほど離れていきます。これは日本人でも同じです。人は成長の余地がない場所に長くいたがらない、という実に面倒で健全な性質を持っています。     よくあるトラブルと予防策 給与の手取り額に関する誤解 最も多いトラブルの一つが、給与の手取り額に関する誤解です。求人票には月給が書かれていますが、実際には税金、社会保険、寮費、光熱費などが差し引かれます。 候補者が額面給与だけを見て来日すると、入社後に「聞いていた金額と違う」と感じることがあります。これは企業側に悪意がなくても起こります。 登録支援機関は、採用前に額面、控除、手取り、生活費、仕送り可能額を具体的に説明する必要があります。可能であれば、給与シミュレーションをインドネシア語で作成するとよいでしょう。 仕事内容の認識違い 仕事内容の認識違いもよく起こります。候補者が思っていた仕事と、実際の仕事が違う場合、不満につながります。 介護であれば、身体介助や夜勤の有無。外食であれば、接客だけでなく清掃や洗い場もあること。製造であれば、単純作業、立ち仕事、夜勤、安全ルールなど。宿泊であれば、清掃、接客、クレーム対応など。具体的に説明する必要があります。 求人票の美しい言葉だけでは不十分です。現場の動画、写真、1日のスケジュール、先輩外国人の声などを使って、できるだけ現実に近い情報を伝えるべきです。 寮や住居に関する不満 住居は生活満足度に直結します。部屋が狭い、職場から遠い、インターネットがない、寒い、同居人と合わない、キッチンが使いにくい、近くに食材店がないなど、住居に関する不満は多くあります。 登録支援機関は、住居を用意する際に、家賃だけでなく、通勤距離、生活利便性、プライバシー、宗教・食事面、インターネット環境を確認すべきです。 特にインドネシア人材は家族と頻繁に連絡を取る人が多いため、インターネット環境は重要です。通信環境が悪いだけで不満が高まることがあります。現代人の幸福がWi-Fiに左右されるのは少し情けないですが、現実なので仕方ありません。 人間関係の問題 外国人材の離職理由には、人間関係が大きく関わります。上司の言い方がきつい、同僚が話しかけてくれない、ミスを強く叱られる、相談できる人がいないなどです。 インドネシア人材は、表面上は笑顔で対応していても、内心では傷ついている場合があります。特に人前で強く叱られることを嫌がる人もいます。 登録支援機関は、企業側に対して、叱り方、教え方、フィードバックの方法を説明することが重要です。ミスを指摘する場合も、人格を否定せず、具体的な行動に分けて伝えるべきです。     登録支援機関が持つべき社内体制 インドネシア語対応者の確保 インドネシア人材を扱うなら、インドネシア語で相談できる体制があることが望ましいです。日本語だけで面談していると、本人が本音を話せない場合があります。 もちろん、すべての担当者がインドネシア語を話す必要はありません。しかし、重要な場面で通訳できる人、インドネシア語で説明資料を作れる人、候補者や家族とやり取りできる人がいると、支援の質は大きく上がります。 インドネシア語対応がないまま大量に受け入れるのは、かなり危険です。支援機関が言語面で支援できなければ、問題が見えないまま進行します。 分野別の担当知識 登録支援機関は、制度だけでなく、受入れ分野の仕事内容も理解する必要があります。介護、製造、外食、宿泊、農業、建設では、現場の課題がまったく違います。 担当者が仕事内容を理解していないと、候補者にも企業にも適切な説明ができません。例えば、介護の夜勤や記録業務、製造の安全ルール、外食のピークタイム、宿泊の接客ストレスなどを知らずに支援するのは無理があります。 登録支援機関は、分野ごとの業務内容、よくあるトラブル、必要な日本語、宗教上の注意点を整理しておくべきです。 記録管理と届出管理 登録支援機関の実務では、記録管理が重要です。支援実施記録、面談記録、相談対応記録、企業との連絡記録、届出期限などを適切に管理しなければなりません。 支援は「やったつもり」ではなく、記録として残す必要があります。担当者が退職したり、企業側でトラブルが起きたりしたときに、過去の記録がないと説明できません。 また、制度改正や様式変更もあります。直近でも特定技能制度に関する運用要領や様式は更新されています。登録支援機関は、定期的に出入国在留管理庁の情報を確認し、古い様式や古い説明で運用しないよう注意が必要です。     インドネシア人材を扱う際の倫理 候補者に過度な期待を持たせない 採用を成功させたいからといって、日本での生活を良く見せすぎるのは危険です。「日本に行けば簡単に稼げる」「すぐに貯金できる」「仕事は楽しい」「日本人はみんな親切」といった説明は、現実と違う場合があります。 候補者には、良い面と厳しい面の両方を伝える必要があります。日本は安全で給与水準も高い一方で、生活費がかかり、職場ルールが細かく、日本語の壁もあり、孤独を感じることもあります。 現実を伝えても来日したい人材は、入国後も比較的強いです。逆に、甘い説明だけで来た人材は、現実に直面した時に折れやすくなります。 企業にも都合の良い説明だけをしない 登録支援機関は、企業に対しても正直であるべきです。インドネシア人材の良い面だけでなく、受け入れに必要な準備や配慮も説明する必要があります。 「インドネシア人は真面目です」「介護に向いています」「すぐに働けます」といった単純な営業トークだけでは不十分です。人材には個人差があり、企業側の受入れ体制が悪ければ、どの国籍でも定着しません。 登録支援機関は、企業の受入れ姿勢を見極める必要があります。低賃金で使いたいだけの企業、支援を面倒だと考える企業、外国人材への理解がない企業に無理に紹介すると、後で大きな問題になります。 人材を「商品」として扱わない 人材紹介や支援のビジネスでは、どうしても人数、契約、売上が重視されます。しかし、特定技能人材は商品ではなく、人生をかけて日本に来る一人の人間です。 候補者は、家族と離れ、言葉の違う国に来て、慣れない仕事をしながら生活します。登録支援機関がその重みを理解していないと、支援の質は落ちます。 もちろん、ビジネスとして利益を出すことは必要です。ただし、短期的な紹介料や支援料だけを追いかけると、候補者、企業、支援機関の全員が損をします。信頼を積み上げる方が、長期的には強いビジネスになります。     今後の制度変化にも注意する 特定技能制度は更新が続いている 特定技能制度は、運用開始から年月が経ち、対象分野、様式、運用要領、届出、分野別要領などが更新されています。登録支援機関は、過去に学んだ知識だけで実務を続けるべきではありません。 特に2025年以降も、制度説明資料、運用要領、申請様式、分野別要領などが複数回更新されています。登録支援機関は、最新の公的情報を確認し続ける体制が必要です。 外国人材支援の世界では、「前はこれで通った」はかなり危険な言葉です。役所の世界では、前に通った書類が次も通るとは限りません。まるで書類が生き物のように進化します。進化している割に、だいたい人間には優しくありません。 育成就労制度との関係 技能実習制度の見直しにより、育成就労制度への移行も進められています。今後、育成就労制度と特定技能制度の接続が重要になります。 インドネシア人材の採用でも、将来的には育成就労から特定技能へ移行するルートがより重要になる可能性があります。登録支援機関は、特定技能だけでなく、育成就労制度の動きも確認しておく必要があります。 特に、長期的に外国人材を確保したい企業にとっては、単発採用ではなく、育成、定着、キャリアアップまでを考えた受入れ設計が必要になります。 地域共生施策との連携 特定技能外国人が地域で生活する以上、企業と支援機関だけでは限界があります。自治体、地域住民、日本語教室、国際交流団体、医療機関、学校、宗教施設などとの連携も重要になります。 特に地方企業がインドネシア人材を受け入れる場合、地域に外国人向けの支援資源が少ないことがあります。買い物、病院、交通、災害対応、地域行事など、生活面の課題が出やすくなります。 登録支援機関は、地域の支援リソースを事前に調べ、必要に応じて企業や自治体と連携することが望ましいです。     登録支援機関が準備すべきチェックポイント インドネシア語資料の整備 インドネシア人材を扱うなら、最低限の説明資料はインドネシア語で用意すべきです。 雇用条件、仕事内容、給与の手取りイメージ、住居、生活ルール、相談先、宗教・食事に関する確認事項、緊急連絡先などは、本人が理解できる言語で説明する必要があります。 日本語だけの資料を渡して「説明しました」とするのは、実務上かなり弱いです。本人が本当に理解したかどうかを確認することが大切です。 企業向け受入れマニュアル 企業向けには、インドネシア人材の受入れマニュアルを用意するとよいでしょう。 内容としては、インドネシアの基本情報、宗教・食事の注意点、やさしい日本語、指示の出し方、面談時の注意点、トラブル時の連絡フロー、初日から1か月目までの教育計画などが考えられます。 企業側が毎回ゼロから考える必要がないように、登録支援機関が型を作ることが重要です。 面談シートの改善 面談シートは、単なる確認項目ではなく、問題を早期発見するための道具です。 仕事、生活、給与、住居、人間関係、健康、宗教、食事、日本語、家族、将来希望などを分けて確認できるようにするとよいでしょう。また、本人が日本語で言いにくい場合に備えて、インドネシア語で回答できる欄を用意することも有効です。 緊急時対応フロー 病気、けが、事故、失踪、職場トラブル、家族の不幸、在留期限、災害など、緊急時の対応フローを事前に決めておく必要があります。 特に地方では、夜間や休日に相談できる体制が弱い場合があります。登録支援機関は、誰が、いつ、どのように対応するのかを明確にしておくべきです。     まとめ インドネシア人特定技能人材は、日本の人手不足分野にとって重要な存在になりつつあります。人口規模、若い労働力、日本で働きたい意欲、介護や製造、外食、宿泊などとの相性を考えると、今後も採用ニーズは続く可能性があります。 しかし、登録支援機関がインドネシア人材を扱う場合、単に人材を紹介し、書類を整え、定期面談を行うだけでは不十分です。日本の特定技能制度、インドネシア側の送出し制度、費用負担、宗教、食事、家族、文化、日本語、職場定着まで、幅広い理解が必要です。 特に重要なのは、採用前の説明と来日後の初期支援です。給与の手取り、仕事内容、生活費、住居、宗教上の配慮、職場ルールなどを事前に丁寧に説明することで、入国後のギャップを減らせます。また、来日後3か月程度は、仕事と生活の両面で手厚く支援することが定着につながります。 登録支援機関の価値は、単なる手続き代行ではありません。企業と外国人材の間に入り、誤解を減らし、問題を早く見つけ、長く働ける環境を作ることです。インドネシア人材の採用を成功させるには、制度理解、文化理解、現場理解の3つが欠かせません。 短期的な採用数だけを追いかける支援機関は、いずれトラブル対応に追われます。一方で、候補者にも企業にも正直に向き合い、透明性のある支援を行う登録支援機関は、長期的に信頼されます。 インドネシア人特定技能人材を扱う前に必要なのは、「人を入れる方法」だけではありません。「人が日本で安心して働き続ける仕組み」を作る視点です。     インドネシアの人材育成・採用ならLPK Timedoor ​LPK Timedoorは、インドネシア・バリ島デンパサールに拠点を置く職業訓練校で、日本での就労を目指すインドネシア人に対し、日本語や日本文化、仕事に対する価値観やマインドセットを学ぶ環境を提供しています。お気軽にお問い合わせください。 所在地と連絡先: 住所: Jl. Tukad Yeh Aya IX No.46, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia 80226​ 電話番号: +81 80-2399-8776(日本人直通) メール: [email protected] Website:  ​lpktimedoor.com Instagram: https://www.instagram.com/lpk_timedoor/     インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor  システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業 [embed]https://youtu.be/yXZ4Zk2Q4rU?si=wuMx-QOko3MGbTkE[/embed] お問い合わせはこちら   Timedoor CEO 徳永 裕の紹介はこちら         本記事で使用した単語の解説 特定技能 特定技能とは、日本の人手不足分野で一定の技能と日本語能力を持つ外国人が働くための在留資格です。特定技能1号と特定技能2号があります。 特定技能1号 特定技能1号とは、相当程度の知識または経験を必要とする技能を持つ外国人向けの在留資格です。原則として在留期間に上限があり、受入れ機関または登録支援機関による支援が必要です。 特定技能2号 特定技能2号とは、熟練した技能を持つ外国人向けの在留資格です。対象分野や要件は決められており、1号よりも長期的な在留につながりやすい制度です。 登録支援機関 登録支援機関とは、1号特定技能外国人に対する支援を受入れ企業から委託されて実施する機関です。出入国在留管理庁長官の登録を受ける必要があります。 受入れ機関 受入れ機関とは、特定技能外国人を雇用する企業や事業者のことです。特定技能雇用契約を結び、適切な労働条件と支援体制を整える必要があります。 支援計画 支援計画とは、1号特定技能外国人が日本で安定して働き生活できるように実施する支援内容をまとめた計画です。入国前ガイダンス、生活オリエンテーション、相談対応などが含まれます。 BP2MI BP2MIとは、インドネシアの海外労働者保護に関係する政府機関です。インドネシア人が海外で働く際の保護や手続きに関係します。 Pekerja Migran Indonesia Pekerja Migran Indonesiaとは、インドネシア語でインドネシア移住労働者を意味します。海外で働くインドネシア人労働者を指す言葉です。 SSW SSWとは、Specified Skilled Workerの略で、日本語の特定技能にあたります。インドネシア側でも日本で働く特定技能人材を説明する際に使われることがあります。 ハラール ハラールとは、イスラム教の教えにおいて許されているものを意味します。食事では、豚肉やアルコールなどを避ける必要がある場合があります。 やさしい日本語 やさしい日本語とは、外国人にも伝わりやすいように、難しい言葉や曖昧な表現を避けて、短くわかりやすく伝える日本語のことです。     FAQ 登録支援機関がインドネシア人材を扱う場合、最初に何を確認すべきですか 最初に確認すべきなのは、候補者の日本語力、技能試験の状況、来日目的、家族の同意、費用負担、宗教・食事の希望、仕事内容への理解です。特に費用負担と仕事内容の認識は、入国後のトラブルに直結しやすいため、丁寧に確認する必要があります。 インドネシア人材は介護に向いていますか インドネシアには家族を大切にする文化や高齢者を敬う価値観があり、介護分野に適性を持つ人材もいます。ただし、すべてのインドネシア人が介護に向いているわけではありません。排泄介助、入浴介助、夜勤、記録業務、日本語での申し送りなど、現場の実態を理解したうえで本人の適性を見る必要があります。 ムスリム人材を受け入れる場合、企業は何を配慮すべきですか 食事、礼拝、断食月、豚肉やアルコールへの接触などを事前に確認する必要があります。ただし、信仰の程度は人によって異なります。企業側が一方的に決めるのではなく、本人に確認し、業務上可能な範囲で現実的に調整することが重要です。 インドネシア人材の日本語力はどのように見ればよいですか 日本語試験の結果だけで判断するのではなく、実際の業務場面を想定して確認することが大切です。指示を理解できるか、わからない時に聞き返せるか、自分の言葉で説明できるかを見る必要があります。特に介護、宿泊、外食では会話力が重要になります。 採用前に給与の説明で注意すべき点は何ですか 額面給与だけでなく、税金、社会保険、寮費、光熱費などを差し引いた手取り額を説明する必要があります。また、生活費と仕送り可能額の目安も伝えるべきです。候補者が「思ったより少ない」と感じると、不満や転職希望につながりやすくなります。 インドネシア側の送出し手続きは日本の登録支援機関も理解すべきですか はい、最低限の理解は必要です。日本側の在留資格手続きだけでなく、インドネシア側の登録や出国前手続きが関係する場合があります。すべてを自社で処理する必要はありませんが、候補者や現地関係者から相談された際に全体像を説明できる程度の知識は持つべきです。 定期面談では何を確認すべきですか 仕事、給与、残業、住居、食事、健康、人間関係、日本語、宗教面、家族との連絡、将来希望などを具体的に確認する必要があります。「大丈夫ですか」と聞くだけでは本音が出ないことがあります。具体的な質問を用意し、必要に応じてインドネシア語で面談できる体制を整えるとよいです。 インドネシア人材の定着率を高めるには何が重要ですか 採用前の正直な説明、来日直後の手厚い支援、職場でのやさしい日本語、相談しやすい体制、宗教・食事への配慮、キャリアの見通しが重要です。特に来日後3か月は、仕事と生活の両面で不安が出やすいため、支援を厚くする必要があります。 企業側に事前研修は必要ですか 必要です。経営者や人事だけでなく、現場の上司や同僚にも、インドネシアの文化、宗教、コミュニケーションの特徴、やさしい日本語、相談フローを説明することが望ましいです。現場が理解していないと、外国人材本人だけでなく、日本人スタッフ側にも不満が生まれます。 登録支援機関が避けるべき対応は何ですか 候補者に過度な期待を持たせること、企業に良い面だけを説明すること、費用負担を確認しないこと、面談を形式的に済ませること、インドネシア語対応を軽視することです。これらは短期的には楽に見えますが、後でトラブルとして返ってきます。  

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