
2月 6, 2025 • インドネシア
2月 22, 2025 • インドネシア, スタートアップ • by Delilah
目次
弊社の教育サービスTimedoor Academyも現在インドネシアで注目の高まったいるEdutechスタートアップです。世界各国に50拠点、多くの生徒を抱えており発展途上国の教育機会の改善に貢献しておりいくつかの賞も受賞させていただいております。本記事ではTimedoor Academyについて詳しく解説させていただきます。
Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)は、インドネシアを拠点とする子供向けプログラミング教育やSTEM教育のリーディングカンパニーです。2019年に設立され、バリ島デンパサールに本社を構えています。創業者はYutaka TokunagaとSetyo Purwaningsihで、発展途上国の子供達にIT教育の機会を与えて明るい未来を創るというビジョンのもと、子供たちに質の高いIT教育を提供することを使命としています。
Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)の創業は、徳永裕の強い社会貢献への思いから始まりました。徳永は日本でIT企業に勤務していた際、初めての海外旅行でフィリピンを訪れ、マニラで路上生活を送るストリートチルドレンや、スモーキーマウンテンと呼ばれるゴミ山で空き缶を拾って生計を立てる子供たちの姿に衝撃を受ける。
その後、28歳で勤めていた会社を退職し、東南アジア各国を視察。シンガポールやマレーシアが既に発展している中、インドネシアは人口が多く、社会課題も山積していることから、ビジネスの可能性を強く感じました。特にバリ島は、ヒンドゥー教文化が根付く独特の雰囲気と、多様な人々が集まる環境が魅力的であり、バリ島での起業を決意する。
2014年、バリ島でシステム開発会社「Timedoor」を設立。当初はウェブサイトやアプリの開発を手掛けていましたが、2018年に現地の教育環境や子供たちの未来を考え、IT教育の重要性を痛感しボランディアで子供達に無料でテクノロジーを教える活動を始める。。2019年に英国の大学院へ留学しIT教育について学んでインドネシアに帰国した共同創業者のSetyo Purwaningsihと出会い、子供向けプログラミングスクール「Timedoor Academy」を開校し、インドネシアをはじめとする発展途上国の子供たちに質の高いIT教育を提供することを始める。
ボランティアで地元の子に教えるところからスタート
子供向けIT教育事業:5歳から18歳までの子供たちを対象に、プログラミングやデジタルリテラシーを教える教育サービスを提供しています。カリキュラムは年齢別に設計され、以下のコースがあります:
Timedoor Academyは独自に開発したLearning Management System(LMS)を活用し、生徒一人ひとりの学習ペースに合わせたアダプティブラーニングを実現しています。また地方のITリテラシーの低い教員にも独自のトレーニングを施し、LMSと組み合わせた教育システムと構築することにより地方でも教育の機会を提供できております。
Timedoorグループ全体としては、子供向けのIT教育事業以外にもオフショア開発事業や日本語教育および人材送り出し事業も行っております。
Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)は、インドネシアをはじめとする発展途上国の子供たちにプログラミング教育を提供するEdutech企業です。その設立以来、以下の主要なマイルストーンを達成してきました。
2014年:インドネシアのバリ島で、徳永裕がシステム開発会社「PT. Timedoor Indonesia」を設立。
2018年:地元の子供達にボランティアでプログラミングを教える活動を始める。
2019年:子供向けプログラミング教育事業「Timedoor Academy」を開始。
2020年:コロナ下でオンライン教育を導入し、インドネシア全土および海外の学生にも教育を提供開始。
2021年:インドネシア国内の主要都市に複数のオフライン拠点を開設し、対面式の教育サービスを拡大。
2022年:初のアフリカ拠点となるエジプトに会社を設立し、教室を開校する。
2022年:東南アジア最大の子供向けコーディングコンペティション「Tech Kids Grand Prix ASEAN 2022」で、Timedoor Academyの学生が優秀な成績を収める。
2023年:初のフランチャイズとなるバタム校を開校し、店舗の出店速度が加速度的に向上。
2024年:「BootCamp 2024: From Zero to Pro」を開催し、インドネシア各地から200人以上の学生が参加。
2024年7月:Startup World Cup Baliにて準優勝。
2024年8月:シリアで初のユースコーディングコンペティションを開催し、150人以上の学生が参加。
2024年10月:創業者の徳永裕がニュービジネス協議会の海外アントレプレナー賞の最優秀賞を受賞。
2024年11月:「Tech Kids Grand Prix ASEAN 2024」で、Timedoor Academyの学生がプレゼンテーション賞やプロダクト賞を受賞。
2024年12月:「BootCamp 2024」を再度開催し、新たにKids Machine LearningやEntrepreneurshipといったプログラムを導入。200人以上の学生が参加し、各カテゴリーでの受賞者が発表される。
2025年2月:創業者の徳永裕がICCのソーシャルグッドカタパルトに登壇。
インドネシアにおける子供向けプログラミング教育の分野では、以下の企業が競合として挙げられます:
Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)は、インドネシアを拠点に、子供たちに質の高いIT教育を提供するEdutech企業です。社会的責任(CSR)活動として、恵まれない環境にある子供たちへのプログラミング教育を無償で提供する「Tech for Leap」プロジェクトを展開しています。このプロジェクトは、デジタル格差を解消し、すべての子供たちに平等な教育機会を提供することを目的としています。
具体的な活動として、孤児院や障害を持つ子供たちの支援施設と協力し、無料のコーディングクラスやワークショップを開催しています。例えば、2023年9月には「Rumah Impian」孤児院の子供たちを対象に無料のコーディングクラスを実施し、同年6月には「Puspadi Bali」との協力で障害を持つ子供たちにコーディング教育を提供しました。
また、Timedoor Academyは、地元の学校や教育機関とも連携し、IT教育の普及に努めています。2023年3月には、バリ島ジンバランにある「SMP Taman Sastra」でコーディングワークショップを開催し、学生たちにテクノロジーの重要性を伝えました。
障害児の方に教える活動
Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)は、発展途上国におけるIT教育の普及を通じて、社会に多大な影響を与えています。以下に、同アカデミーがもたらした主な影響を解説します。
質の高いIT教育の提供と教育格差の是正
Timedoor Academyは、インドネシアをはじめとする発展途上国の子供たちに、最新のIT教育を提供しています。特に、教育レベルが低い地域に焦点を当て、プログラミングやデジタルリテラシーのスキルを教えることで、教育格差の是正に寄与しています。
教育機会の拡大と社会貢献
同アカデミーは、孤児や障害を持つ子供たちへの無料教育を実施し、社会貢献活動を積極的に展開しています。これにより、経済的・社会的に不利な立場にある子供たちにも学習の機会を提供し、彼らの将来の可能性を広げています。
地域経済の活性化と雇用創出
Timedoor Academyの拡大に伴い、各地域での教室運営や教育関連の職種が増加し、地元の雇用創出に貢献しています。また、ITスキルを身につけた若者たちは、地元企業や国際的なプロジェクトで活躍する機会が増え、地域経済の活性化にも寄与しています。
教育モデルの革新と他国への波及効果
同アカデミーは、独自に開発したLearning Management System(LMS)を活用し、生徒一人ひとりの学習ペースに合わせたアダプティブラーニングを実現しています。この革新的な教育モデルは、他の発展途上国や教育機関にも影響を与え、IT教育の新たなスタンダードとして注目されています。
総じて、Timedoor Academyは、発展途上国における教育の質向上、社会的包摂、経済発展、そして教育モデルの革新を通じて、持続可能な社会の実現に大きく貢献しています。
Timedoor Academyは、インドネシアを中心に、発展途上国の子供たちにプログラミングやデジタルリテラシーを教えることで、教育格差の是正と地域社会の発展に寄与しています。独自のLearning Management System(LMS)を活用し、生徒一人ひとりの学習ペースに合わせた教育を都市部だけではなく地方都市でも提供しています。また、孤児や障害を持つ子供たちへの無料教育など、社会貢献活動も積極的に展開しています。IT教育で明るい未来を創ることを目指して挑戦しているスタートアップですので応援いただければ幸いです。(協業パートナー、フランチャイズオーナー、投資家の方も募集しております。)
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