
3月 13, 2025 • インドネシア
4月 25, 2025 • インドネシア • by Yutaka Tokunaga
目次
お金は「使うもの」?それとも「貯めるもの」?
私はTimedoor Academyという子供向けのITスクールを50教室ほど経営しています。今度は小学生にお金の授業をしたいなぁと思っています。それはインドネシアのこんな金銭感覚を観察したからです。
「今日もらったお金は、今日使う。」
それがインドネシアの多くの家庭、職場、そして子どもたちの中に根強くある金銭感覚です。
対して日本では、子どもがお小遣いを1ヶ月単位でもらい、「どう使うか」「どこで貯めるか」を考える文化が浸透しています。
この差は単なる文化の違いではなく、金融リテラシーの基礎に大きな差を生んでいます。
この記事では、インドネシア社会における金銭習慣と教育の問題点、そしてそれをどう「投資感覚」へと変えていくかを掘り下げます。
インドネシアの「日銭文化」
日本の「予算管理文化」
この違いは、のちの「貯蓄」「投資」「信用」にまで影響を及ぼします。
大人の世界も“その日暮らし”
インドネシアでは、OjekドライバーやTukangなどの日雇い労働者など、日払いで収入を得る人々が多数存在します。
これは経済的な余裕の問題であると同時に、「お金=即時消費」という思考パターンの影響でもあります。
1. Kasbon(前借り)
2. Paylater(後払い)
3. Arisan(回転貯金)
4. Pinjol(Pinjaman Online = オンラインローン)
これらの金融手段は、一見便利に見えて、計画的な資産形成から人々を遠ざけることもあります。
金融リテラシー教育が育む3つの力
他国の実際の教育例
インドネシアにおける金銭感覚は、まだ「その日を生きる」ことに重きが置かれています。
しかし、国としても個人としても豊かになるには、「お金をいかに育てるか」を考える社会へと変化していかなければなりません。
その第一歩が、子供の教育における「お金の授業」ではないでしょうか。
私たちの生活において避けては通れない大切なもの「お金」。私は自分のスクールでTimedoor Academyで子供達にお金の事を教えることに挑戦してみます。
インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor
システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業