11月 4, 2022 • 会社紹介
9月 20, 2024 • ニュース • by Ayu Namatame
ソフィア大学の私が一週間インドネシアの起業家のカバン持ちをして学んだこと
初めまして、現在大学2年生上智大学で心理学科に通う私は、今年の9月、一週間という短い間だが、インドネシアで起業に成功したTimedoorの徳永裕さんの元で、インターンという形でアシスタントをさせていただきました。
今回は、私自身の学びの振り返りも含めて、私がインターンで学んだことをこちらに書き残させていただきました。ぜひ、最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
まずは私自身についてと、インターンをすることになった経緯を少しお話しさせてください。
なぜインターンをすることに?
インドネシア人の父と日本人の母の間に、3人兄弟の末っ子として生まれた私は、たくさんの愛情を持って育てられました。そのため、駅までの送り迎えをしてもらったり、バイトをしなくとも親の脛をかじって生きていけたり、世間から見ると甘えに近い、受動的な人生を過ごしてきたと言っても間違いでないと思います。
特にこれと言った好きなことや将来やりたいことなど全くなく、ただ、人生の夏休みとも言われる大学生活を、毎日遊んで楽しいことだけをして過ごしたい、そんな甘い考えをして過ごしてきた大学生でした。
そんな私が突然、国境を超えたインドネシアという国でインターンをしようと思い立ったきっかけは単純なものでした。
来年就職活動を控える身として、このままでは良くない、楽をして生きたいという気持ちを捨てて、社会勉強となる何かをしないと、このままではまずいという焦燥感に駆られたことがきっかけでした。基本的に周囲の人に何かをしてもらって生きてきた20年間の中で、珍しく、自分から何かしなければならないとも思った瞬間でした。
かと言って、何から始めればいいかわからなかった私は、インドネシアの大きな財閥の社長でもある父に相談をしました。父がインドネシアの大企業の社長であることも、のちにインターン活動をして初めて知ることになりました。父との相談の結果、今回アシスタントをさせていただいたTimedoor社のCEOである徳永裕さんの元で、一週間働くことになりました。具体的なインターン内容としては、新しく始まる、インドネシアで活躍するビジネスの達人にインタビューをし、その動画を編集してYoutubeにアップするための手伝い、ミーティングへの同席などでした。
インターンをする中での気持ちの変化
インターンが始まる前、正直私は、たった一週間で、将来やりたい職業が定まるだとか自身が大きく成長することは期間的に難しいと思っていた部分がありました。インターン活動の初日、インドネシアの大企業の子会社でCEOを務める方の大変興味深く、勉強になるインタビューを行いました。勉強になる話を聞いたのち、それでもまだ、私はそのCEOの方に将来について聞かれた時、迷わず、「日本で働くことしか考えていない」というようなことを口に出してしまいました。どんなにすごい話を聞いても、私にはまだ停滞を続ける日本社会の中で働くという自身の考え、世間の当たり前に固執していました。
しかし、インタビューの回数を重ね、インドネシアで成功している方々の話や徳永さんと話をする中で、全員が口々に揃えて言うことは、やはり、まだ日本ほど発展しておらず、困っている人が多いインドネシアという地で自分が何か力になりたかった、ということでした。少子高齢化が進む日本とは対極に、人口も増え続けるインドネシアで、日本に留まらずに、国のために何か貢献したい、という強い気持ちが根本に根付いていたように感じました。業種、活躍している分野こそ全員異なれど、そこには共通して、「国のために何か力になりたい」という気持ちが強くあったように思えます。
そのような方々の話を間近で聞き、実際に自身の目でインドネシアの地を改めて見つめ直してみた時に、これと言った理由もなく、絶対に日本で働くという前提を持っていた自身に対して、本当にそれでいいのか?という気持ちがインターンの途中から少しずつ芽生え始めていきました。
私自身もルーツを持ち、若者の人口が多い一方で困っている人も多く存在するこの国で、もしかしたら自分も何かできることがあるのではないか。いや、自身に何ができるのかを見つけていく必要があるかもしれない。そういった気持ちが徐々に芽生え始めました。絶対に日本で働く、停滞していっていて未来がないとも言われる日本で自分が働くと決めつけていたことが、なんだかバカバカしくも思えました。
しかし、この気づきは、この一週間という短い期間であれ、自分の目で実際にこのインドネシアという地を見て、実際にインドネシアで働く方々の話を聞いて、その実態を知らなければ全くもって得ることができなかったと強く思います。もし、この一週間、日本にいて楽しいことだけしたい!という気持ちで以前のような大学生活を送っていたら、絶対に得ることができなかった考え方だったと思います。
インドネシアのインターンを振り返って
インターン当初、私は一週間で人が簡単に変わることなんてできない、そう思っていました。
しかし、このインターンを通して、インドネシアで起業に成功した徳永さんのそばでたくさんのアドバイスをいただき、たくさんの活躍している日本人の話を聞き、自分が20年間当たり前だと思っていた考え方を、180度とも言っていいほど、大きく変えることができました。自分も何か、日本だけでなく、インドネシアとの架け橋となれるような、困っている人のために何か働きかけられるような、そんな人になりたいと強く思えました。
インターンの最終日、徳永さんにこんな言葉を掛けました。「いつか、一緒に仕事ができたら嬉しいです。」と。インターンのはじめは消極的で、自分から質問することもろくにできず、きっと徳永さんの足枷となってしまった部分もあったかもしれません。日本人のように婉曲して物を言わないストレートな徳永さんに対して少し、怖いと思っていた部分がなかったと言ったら嘘になってしまうと思います。(笑)
しかし、私の考え方を大きく変える手助けをしてくださり、一週間で人ってこんなにも成長できるんだということを体現させてくれた徳永さんと、将来、この地でまた働きたいという気持ちに一切の嘘はありません。このことを、口だけにしないように、精一杯の恩返しができるようにという意味でも、将来、インドネシアと日本を繋ぐ架け橋になりたい、この気持ちを強く思って、今後の人生を生きたいと、口だけで終わらせず、必ず実現して見せたいと、強く思えるような経験をすることができました。
このような機会を与えてくださり、日本企業のマニュアル的なインターンでは絶対に経験することのできない貴重な経験をたくさんさせていただいたことを胸に、インドネシアと日本を繋ぐ、グローバルな人材になれるよう、精一杯頑張りたいと強く思えたインターン経験でした。
私のように、実際に外の世界を自分の目で見て、考え方が少しでも変わる若者が増えて欲しいと強く思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
その他の関連ブログ
心を込めて書いています、よろしければこちらもご覧ください