
2月 1, 2025 • インドネシア
2月 22, 2025 • インドネシア, スタートアップ • by Delilah
目次
インドネシアのスタートアップ企業、Mekari(メカリ)は、法人向けにクラウドベースの会計・人事労務・CRM(顧客関係管理)などのSaaS(Software as a Service)を提供しています。2015年の設立以来、同国の中小企業から大企業まで、3万5,000社以上の顧客にサービスを提供し、業務効率化とデジタル化を推進しています。本記事ではインドネシアのNo.1 B2BスタートアップMekariを徹底解説します。
インドネシアのスタートアップ企業、Mekari(メカリ)は、企業の業務効率化と成長を支援するクラウドベースのSaaSプラットフォームを提供しています。その包括的なデジタルソリューションにより、35,000社以上の企業が業務プロセスを簡素化し、迅速な意思決定を実現しています。
Mekariは、2015年にSuwandi Soh氏によって設立されました。当初はSleekrという名称で、人事および会計管理のクラウドソリューションを提供していました。その後、2019年に同じくクラウドサービスを提供していたTalenta、Jurnal、KlikPajakの3社を完全買収し、社名をMekariに変更しました。これにより、各分野の専門知識と技術を統合し、インドネシアのビジネス環境におけるデジタル化を推進する包括的なプラットフォームを構築しました。
Mekariは、以下の主要なソフトウェアおよびサービスを提供しています:
これらの製品は、スタートアップから大企業まで、さまざまな規模のビジネスに対応しています。
Mekariの成長を示す主要なマイルストーンは以下のとおりです:
2015年:Suwandi Soh氏がSleekrを設立し、人事および会計管理のクラウドソリューションを提供開始。
2019年:Talenta、Jurnal、KlikPajakの3社を完全買収し、社名をMekariに変更。
2020年:Mekariは、インドネシアの中小企業向けに、税務、会計、人事管理などの統合ソリューションを提供するプラットフォームを強化。
2021年:Mekariは、インドネシア国内でのサービス拡大を目指し、地方の中小企業への支援を強化。
2022年:Mekariは、ユーザー数が35,000社を超え、インドネシアの主要なSaaSプロバイダーとしての地位を確立。
2022年:株式会社マネーフォワードがシリーズEラウンドでMekariに4800万米ドルを追加出資し、持分比率を42.7%に引き上げ、筆頭株主となる予定。
2023年:Mekariは、新たな資金調達ラウンドを完了し、さらなる製品開発と市場拡大を計画。
2024年:Mekariは、AI技術を活用した新機能を導入し、ユーザー体験の向上と業務効率化を推進。
インドネシアのSaaS市場におけるMekariの競合企業には、以下のような企業が存在します:
株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)とインドネシアのSaaS企業であるMekari(メカリ)は、2018年から継続的な資本提携と協力関係を築いています。マネーフォワードは、2018年のシリーズAラウンド以降、複数回にわたりMekariへの戦略的出資を実施しており、2022年5月にはシリーズEラウンドで4,800万米ドルの追加出資を行い、持分比率を42.7%(議決権ベース9.9%)に引き上げ、筆頭株主となる予定です。
この資本関係の深化に伴い、マネーフォワードの代表取締役社長CEOである辻庸介氏がMekariの取締役に就任し、両社間の連携を強化しています。さらに、マネーフォワードの社員がMekariに出向し、現地での事業開発やコーポレートディベロップメント業務に従事するなど、人的交流も活発に行われています。
両社は、インドネシア市場における中小企業向けのクラウドサービス提供を通じて、バックオフィス業務の効率化とデジタル化を推進しています。マネーフォワードの日本国内での知見とMekariの現地での経験を融合させることで、インドネシアのビジネス環境に適したソリューションを提供し、企業の成長を支援しています。
インドネシアのスタートアップ企業であるMekari(メカリ)は、同国のビジネス環境においてデジタル化と業務効率化を推進し、社会に多大な影響を与えています。特に、中小企業から大企業まで幅広い法人向けにクラウドベースの会計・人事労務・CRM(顧客関係管理)などのSaaS(Software as a Service)を提供し、企業のバックオフィス業務の自動化と効率化を支援しています。
Mekariのサービスは、従来手作業やエクセルで行われていた労務管理や会計業務をクラウド上で自動化することで、データ入力の手間を削減し、場所を問わず業務を遂行できる環境を提供しています。これにより、企業は業務プロセスの効率化と生産性の向上を実現しています。
インドネシアでは、多くの中小企業がバックオフィス業務を手作業やエクセルで管理しており、デジタル化の遅れが課題となっていました。Mekariは、これらの企業に対して手頃な価格で使いやすいクラウドソリューションを提供することで、デジタル化のハードルを下げ、業務効率化を支援しています。これにより、中小企業の競争力強化と経済成長に寄与しています。
新型コロナウイルスの影響で、多くの企業がリモートワークを導入する中、Mekariのクラウドサービスは場所を問わず業務を行える利点から、多くの企業に採用されました。これにより、企業はパンデミック下でも業務を継続でき、経済活動の維持に貢献しました。
Mekari(メカリ)は、インドネシアのスタートアップ企業として、企業の業務効率化と成長を支援するクラウドベースのSaaSプラットフォームを提供しています。2015年の設立以来、Talenta、Jurnal、KlikPajakなどの企業を買収し、サービスを拡充してきました。現在では、Mekari TalentaやMekari Jurnalなど、多岐にわたるソリューションを提供し、35,000社以上の企業が業務プロセスの簡素化と迅速な意思決定を実現しています。また、株式会社マネーフォワードとの資本提携を通じて、インドネシア市場における中小企業のデジタル化と業務効率化を推進し、同国のビジネス環境に大きな影響を与えています。
弊社代表徳永とMekariの田中様との対談動画もぜひご覧ください。
インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor
システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業
インドネシアの注目スタートアップを徹底解説シリーズ
インドネシアの注目スタートアップ企業Akulaku(アクラク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Bukalapak(ブカラパック)
インドネシアの注目スタートアップ企業eFishery(イーフィッシャリー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Gojek(ゴジェック)
インドネシアの注目スタートアップ企業GoWork(ゴーワーク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Halodoc(ハロドク)
インドネシアの注目スタートアップ企業Investree(インベストリー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Kitabisa(キタビサ)
インドネシアの注目スタートアップ企業OLX(オーエルエックス)
インドネシアの注目スタートアップ企業Ruangguru(ルアングル)
インドネシアの注目スタートアップ企業Rumah123(ルマ123)
インドネシアの注目スタートアップ企業Shopee(ショッピー)
インドネシアの注目スタートアップ企業SIRCLO(シルクロ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Sociolla(ソシオラ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Timedoor Academy(タイムドアアカデミー)
インドネシアの注目スタートアップ企業Tokopedia(トコぺディア)
インドネシアの注目スタートアップ企業Traveloka(トラベロカ)
インドネシアの注目スタートアップ企業Warung Pintar(ワルンピンタル)
インドネシアの注目スタートアップ企業Xendit(ゼンディット)
心を込めて書いています、よろしければこちらもご覧ください