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ありがたいことに
500社以上に信頼され
Webサイト、アプリを開発

インドネシアやエジプトなど、世界各地に拠点を展開

Testimonials

お客様の声

この度の移行作業において、Timedoor チームの皆さまの素晴らしいお仕事に心より感謝申し上げます。
私たちの側ではすべて完璧に進み、プロフェッショナリズムとご支援に深く感謝しております。

この素晴らしいコラボレーションに、改めてお礼申し上げます。

Chris Quade Couto

Executive Assistant of Turtle Foundation

タイムドアの提供するサービスに非常に満足しています。サティアと彼のチームは協力するのが非常に気持ちが良く、効率的で共感力に富んでいることが証明されました。彼らは期限内に完全な機能を備えたウェブサイトを提供し、使いやすいCMSを提供しました。プロセス全体を通じて、彼らの細部への注意と問題解決能力に常に感銘を受けました。

Alvita Chen

Associate Director of SAKA Museum

間違いなくインドネシアで最高レベルのIT企業です。 私は希望通りの機能的で魅力的なWebサイトを実現してくれるプロフェッショナルな企業を探していました。数ヶ月にもわたって5社を比較し、Timedoorを選んだのは正解でした。 チームの誰もが情熱的で、経験豊富で、必要なときにいつでも助けてくれます。 どれだけビジネスに密接になってくれるか、問い合わせに素早く対応してくれるか、このような大事なポイントを理解してくれる会社です。

Hugo

Founder of INDA SURF

いつも当社のホームページに対する手厚い支援とサポートをありがとうございます。 とても良いモラルを持ち、本気で顧客を助けようとしているので、私はTimedoorのチームを信頼できました。 彼らは私たちの要求と質問に素早く応答してくれます。結果には大変満足しており、今後のプロジェクトでもTimedoorチームに手伝っていただきたいと思っています。

Chinatsu Ishiodori

Founder of Siki Bali & Rumah Kecil

当ホテルのWebサイトとそのシステムを開発してくれました。Timedoorは専門的なことへの知見も深く、常に時間厳守をしてくれるのでプロジェクトが計画通りに進みます。The Oasis Kutaを代表して、私はTimedoorに、特に裕さんと開発チームに感謝しています。そして私たちは彼らの仕事にとても満足しています。 今日では日々の仕事は、すべての要求とニーズを満たしてくれた完璧なシステムを作り上げてくれたので、すべてがより簡単になりました。

Pipin Haryanto

General Manager of Oasis Kuta Hotel

私は初めてTimedoorチームに会った時から、彼らと良いビジネス関係を築けると感じ取りました。 このチームはプロフェッショナルで且つフレンドリーです。 常に良いコミュニケーションを持っており、マネジメント会社のサイト、建設会社のサイト、教育機関のサイトなど様々な当社のサービスのWebサイトを全て任せています。古かったサイトが見事に新しいサイトに生まれ変わりました。

Fatin Hamamah

Founder of Abhinaya Villa Management

Timedoorのチームは皆プロフェッショナルです。とても素敵な会社概要サイトを作っていただいたこと心より感謝しています。優れたコミュニケーション能力と対応力を持ち、常に創造的で解決策を生み出してくれる会社だと感じました。Timedoorのサービスに非常に満足しています。専門的で重要なWebサービスを作れる会社を探している人には、是非Timedoorをお勧めします。

Furukawa Teito

Founder of Luxindo Property

インドネシアでは本当に必要としているものを理解している良いホームページの開発者を見つけるのは難しいです。 私はバリ島やジャカルタでビジネスをしていますが、自分のビジネスの哲学と概念を表現するホームページを作りたいと思っていました。Timedoor Indonesiaは自分が想像していたもの以上のものをデザインし納品してくれました。

Till Marzloff

Architect of Tiga Kotak

Timedoorは7South Coffeeのために素晴らしいウェブサイトを新しく作ってくれました。我々はその結果に非常に満足しています。 私たちは、より多くの国に展開するため、またオンラインでのマーケティングを強化するため、Timedoorのサービスを今後も使っていきたいと思います。 彼らのチームはプロでいて、且つ一緒に楽しく働くことができます!

Lance Shay

Founder of 7 South Coffee

実績

Hino
Volkswagen
BNI
Indosat
Broco
Caroline
Shimajiro
Jiipe
LIA
Spin Fish
Bali TV
Bali Post
Asita
Mercure
Kura-Kura Bus
Bubba Gump
Siki
Watabe
Kamaya Bali
Tasini
Granola
Hideaway
Hundred Seeds
JAIF
J Trust Bank
Nissan
Sharp Point
Cow Style
Honda
Yamaha

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Bali

Jl. Tukad Yeh Aya IX No.46, Renon Denpasar, Bali

+62-811-3895-958

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Jakarta

JL Boulevard Barat Raya Blok LC7. 39-40, Klp. Gading Bar., Daerah Khusus Ibukota Jakarta 14240

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New Cairo

٢٤ د جنوب الاكاديمية, New Cairo 3, Cairo Governorate, Egypt

+201551002308

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Tokyo

160-0004 Tokyo, Shinjuku, Yotsuya 3 Chome 2-1 Frontplace Yotsuya Building 2F

+62-812-3836-3440

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Our Team

Why We Have a Strong Team

Timedoor's Team

Why We Have a Strong Team

PT. Timedoor Indonesiaは2014年にインドネシアのバリ島で創業された日本人が経営するスタートアップです。当社ではWeb制作やスマホアプリ開発、オフショア開発をはじめとしたITソリューション、子供向けのIT教育事業、日本語職業訓練および人材事業などテクノロジーとヒトの力をフル活用してインドネシアや日本で様々なサービスを提供しています。

Timedoor's Ceo Mr. Yutaka

We are Japanese
based IT Startup

言葉も文化もわからないインドネシアに来てはや10年が経ち、私自身も当社の社員もインドネシアの社会も大きな成長を遂げました。これまでの10年間色々な方の助けを借りながらシステム開発やデザイン、教育を通じてインドネシアの社会のお役に立てるよう日々懸命に働いてまいりました。 当社の社員はみんな若く活気があり、様々なバックグラウンド、地域、宗教から集まっています。成長を続ける東南アジア最大の市場インドネシアを拠点にしてインドネシアや日本の社会に貢献できるよう今日も若くて元気いっぱいの社員と共に日々挑戦しております。

Timedoor Career

We Are Hiring New Talents!

Timedoorでは常に可能性と情熱にあふれた若者を歓迎しています。自分自身に挑戦してもっと成長したいと思っている方にとって、Timedoorは最適な場所の一つです。当社ではWebのプログラマー、デザイナー、スマホアプリ開発者、教育者または営業やビジネス開発のスタッフを募集しています。

私たちの冒険に参加してください!

Why Us?

私たちは、ユーザーフレンドリーで、高性能かつ安全なウェブサイトを構築します。

日本人による品質管理と管理体制

社内では品質管理を徹底しており、100以上のチェックリストを通過した上でのサービスローンチとなります。 また日本人ブリッジSEやインドネシア人の日本語人材によりお客様のコミュニケーションや言語の問題が最小限に収まるようにサポートさせていただいております。

高い社員定着率

インドネシアのバリ島という特殊な文化、環境の中でビジネスをしており、かつ社内のイベントやアウティング、 風通しのいい会社になる努力を徹底的に行なっており、転職文化の発展途上国にあって離職率5%以下で安定した人材の確保ができております。

採用に力を入れています

弊社では現地の理系の高専や大学とMOUを交わし、インターンシップを通じて多くの学生を受け入れ 、技術レベルやマインドセットを確認できた方が弊社のフルタイムになり厳しいトレーニングを受けます。入社時には最低4年から7年のプログラミング経験があります。

結果にコミットする

最新の技術を使用して最高に設計されたウェブサイトであっても、そのウェブサイトがお客様の成果につながらない限り無意味です。お客様のウェブサイトを訪問するユーザーが製品やサービスに良い印象を持っていただいたり、お問い合わせや購入に繋げていくことに我々もコミットさせていただきます。 「お客様のビジネスの結果に貢献するシステムを開発する」– Timedoorではこれを最優先事項としてお客様と一緒に取り組ませていただきます

ISO 27001認証取得済みのセキュリティ基準

弊社では、国際的に認められたISO 27001規格に準拠し、お客様のデータを厳格に保護しています。安全なサーバー環境、アクセス制御、継続的なリスク評価を通じて、サイバー脅威からビジネスを守り、円滑な運用を支援します。

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Timedoorがバリ島で立ち上げた送り出し機関LPK Timedoorとは?

1月 17, 2026 • インドネシア, 特定技能・技能実習

Timedoorがバリ島で立ち上げた送り出し機関LPK Timedoorとは?

日本企業が外国人材を本格的に採用し始めてから、まだ十数年ほどしか経っていません。しかし、労働人口の構造や産業の未来を考えると、この潮流は一過性ではなく、新しい日本の産業構造そのものと深く結びついていると言えます。特にここ数年の日本の労働市場は「人手不足」という言葉では表現しきれない段階に入っています。職種や地域によっては、日本人だけでは事業の維持が現実的に難しくなり、産業や業界の存続に外国人材が不可欠になっている領域も増えています。 送り出し機関は、その重要な接点に位置する存在です。LPK Timedoorはインドネシア・バリ島に拠点を置き、日本語教育とキャリア形成を通じて人材を日本企業と結びつける送り出し機関です。本記事ではLPK Timedoorの紹介に留まらず、なぜインドネシアが次世代の送り出し大国になりつつあるのか、日本企業が外国人材と接点を持つ際にどのような論点を意識すべきなのかを整理し、現場の視点から制度と運用について解説します。 外国人材が日本で求められる理由 1. 構造的な人手不足 総務省や厚労省の統計を参照すると、少子高齢化に伴う労働人口の減少は「既に確定した未来」であることがわかります。介護、外食、運輸、建設、食品製造といった労働集約型産業では、内需の需要が維持あるいは増加しているにもかかわらず、供給側が縮小しています。 特定技能制度が設計された背景には、この構造的なギャップがあります。技能実習の延長ではなく、一定の日本語能力と技能を習得した外国人が直接雇用されるための制度である点は重要です。 2. 国内の賃金と労働観の変化 特に若年層の就労観やキャリア観の変化は無視できません。いわゆる「ガテン系」や「きつい仕事」を日本人だけで回すことが難しくなり、賃金を引き上げても労働供給が戻らない産業が出ています。 3. 日本市場のグローバル化不足 日本企業側には、外国人材の活用経験がまだ十分にありません。そのため、送り出し機関・登録支援機関・受入企業の三者が同じ制度を理解しないまま走り出すことも多く、結果として齟齬やトラブルが発生します。本記事では制度と運用の実態も合わせて整理しています。 インドネシアという国家の位置 人口動態と若者の数 インドネシアは東南アジア最大の人口を持つ国家であり、平均年齢は約29歳という非常に若い国です。人口は増加し、都市部への移動も活発で、高等教育機関からは多くの就職希望者が生まれています。しかし、経済構造の問題により、若年層の雇用吸収力は十分とは言えず、仕事の選択肢も必ずしも多様ではありません。 出稼ぎ文化と海外就労 インドネシアには海外で働いた人が家族や地域に誇りや実利を持ち帰る文化があります。中東やマレーシア、シンガポールだけでなく、近年は日本への関心が高まっています。特定技能制度の登場以降、日本はインドネシア人にとって給与水準、キャリア形成、文化的親和性の面で魅力的な就労先になっています。 賃金差が作るインセンティブ バリ島の最低賃金はジャカルタより低く、日本の特定技能外食の給与との差は約8倍近いケースもあります。国内での昇給やキャリアパスに限界がある場合、海外就労を選ぶことは合理的な判断だと言えます。 なぜバリ島なのか ホスピタリティと語学 バリ島は観光地として世界的に知られているため、サービス業やホスピタリティが生活文化として根付いています。また、英語話者が多く、外国語学習に対する心理的ハードルも低い環境です。 親日文化 アニメや漫画の影響を通じて日本への好意が形成されているほか、宗教的・文化的な背景から日本との摩擦が少なく、日本語の音韻も習得しやすい傾向があります。 制度的取り回し インドネシアは送り出し大国としての地位を強めつつあり、日本側の制度改定もそれを後押ししています。特定技能の国別比率では、2023〜2024年にインドネシアの増加率が顕著で、ベトナムに次ぐ規模へと成長しています。 特定技能制度とはなにか 制度の背景 特定技能は、単なる技能実習の代替ではなく、外国人材を日本の労働市場に正式に接続する制度です。技能実習が「技能移転」を建前にしていたのに対し、特定技能は労働需給を補うために設計されています。 評価基準 特定技能の就労には「日本語」と「技能」の評価が必要で、JLPTやJFT Basicと技能試験の合格が要件となります。送り出し機関に求められる教育には、語学教育に加えて試験対策、職業能力形成、生活指導、文化教育、マナー教育などが含まれます。 対象分野 外食、飲食料品製造、介護、ビルクリーニング、宿泊、農業、漁業、製造業、建設、運輸、航空などが対象分野です。近年は特定活動型のドライバー領域も注目されています。 制度改定と傾向 過去2年間で制度は大きく変化しており、技能実習制度の改革議論も進んでいます。また、外免切替試験の形式変更など、実務面でのアップデートも起きています。 インドネシア送り出し市場を理解する 送り出し国の競争と変化 以前は外国人材の主要な送り出し国と言えばベトナムが挙げられましたが、近年はインドネシアの存在感が急速に高まっています。特定技能外国人の国別割合では、2024年にインドネシアが増加率で上位になっており、市場は確実に変化しています。 背景には人口動態だけでなく、政府による制度整備や教育機関連携など政策的競争があります。送り出しは労働市場であると同時に、国際的な教育市場でもあります。 送り出し機関のビジネス実務 送り出し事業は単なる「人材紹介」ではありません。実際には以下の工程を持つ複合的な事業です。 ・候補者の募集・教育(語学+技能+文化+生活+マナー)・試験対策・企業面接・書類作成・渡航準備・登録支援機関連携・来日後フォロー 日本企業にとっては「採用」ですが、送り出し機関にとっては「教育」と「選抜」と「移動」が同時に存在します。この工程を軽視すると、企業と候補者の双方でミスマッチが発生しやすくなります。 ミスマッチの典型例 特定技能採用で多いミスマッチは以下の三つです。 1. 期待値の齟齬日本企業は即戦力を期待しがちですが、候補者はゼロから学びながら職場に適応していく段階にあります。 2. 職務理解の不足職種によっては、日本人であっても難しい現場理解や品質基準が存在します。特に介護や食品系では顕著です。 3. キャリア観の違い候補者は給与や経験を重視し、企業は定着や生産性を重視します。この視点の違いは放置すると摩擦の原因になります。 これらは制度設計だけでは解決しないため、教育段階で候補者の期待値整理や生活・文化準備が必要になります。 バリ島の若者と候補者像 ホスピタリティの文化 接客やサービスはスキルではなく行動様式として生活文化に根付いています。介護や飲食業との相性が良い理由の一つです。 語学と柔軟性 英語話者が多い背景は、観光・国際労働市場・教育の影響があります。複言語環境で育った若者は日本語も吸収しやすいです。特にJFT BasicやJLPTの合格に必要な日本語の音韻面では、日本人が予想するより習得が早い傾向があります。 海外志向 給与水準だけでなく、キャリア形成や海外経験を重視する若者が増えています。日本は安全で秩序のある国として認識されています。 LPK Timedoorの設立背景と特徴 IT教育事業と連動した送り出し機関 LPK TimedoorはインドネシアでIT教育事業を展開してきた母体を持ち、日本語教育だけではなく職業教育やキャリア形成にも強みを持ちます。IT分野では18ヶ月の長期コースで、日本語N2と専門技能を同時に育成することが可能です。 VisionとMission LPK TimedoorのVisionは「全ての挑戦者に機会を」です。Missionは単なる労働力の送り出しではなく、語学・技能・心の教育を通じて候補者の可能性を最大化することにあります。送り出しを人材ビジネスではなく教育事業として位置づけている点が特徴です。 教育体系 特定技能向けの教育は約6.5ヶ月で行われます。内容は以下の通りです。 ・JFT Basic A1〜A2・日本語の語彙・文法・会話・日本文化・生活・マナー・技能訓練・キャリア教育 技能領域は職種に応じて変化し、企業面接と渡航準備を挟む構成になっています。 校舎と設備 2025年に建設された専用校舎には、寮、食堂、教室、技能トレーニング設備、キッチンなどが整備され、日本での生活を想定した環境が用意されています。 まとめ 外国人材採用は、単に人手不足を補うための一時的な手段ではなく、今後の労働市場の構造変化に向き合う取り組みになりつつあります。特定技能制度の整備や受け入れ環境の改善により、インドネシアは次世代の送り出し大国として存在感を高めており、その中でもバリ島はホスピタリティ、語学力、海外志向の面で日本企業との相性が良い地域だと言えます。 送り出し機関は、候補者の募集や教育、企業面接、試験対策、渡航準備などを担う重要なプレイヤーであり、登録支援機関や企業と連携しながら、候補者の定着と成果を支える役割を持ちます。LPK Timedoorは、教育とキャリア形成を重視するアプローチによって、単なる人材供給にとどまらず、企業と候補者双方の期待値を整える仕組みづくりに取り組んでいます。 今後、外国人材の活用が不可欠になる業界はさらに広がっていくと考えられます。その中で、「どの国から、どのような教育過程を経た人材を、どのようなパートナーと組んで受け入れるのか」という視点が、日本企業の人材戦略においてますます重要になっていくはずです。     インドネシアの人材育成・採用ならLPK Timedoor ​LPK Timedoorは、インドネシア・バリ島デンパサールに拠点を置く職業訓練校で、日本での就労を目指すインドネシア人に対し、日本語や日本文化、仕事に対する価値観やマインドセットを学ぶ環境を提供しています。お気軽にお問い合わせください。 所在地と連絡先: 住所: Jl. Tukad Yeh Aya IX No.46, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia 80226​ 電話番号: +81 80-2399-8776(日本人直通) メール: [email protected] Website:  ​lpktimedoor.com Instagram: https://www.instagram.com/lpk_timedoor/     インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor  システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業 [embed]https://youtu.be/yXZ4Zk2Q4rU?si=wuMx-QOko3MGbTkE[/embed] お問い合わせはこちら     Timedoor CEO 徳永 裕の紹介はこちら     本記事で使用した単語の解説 外国人材日本国籍以外の労働者を指します。本記事では、主に特定技能や特定活動などの在留資格で日本で働く人を想定しています。 送り出し機関外国人材を受け入れ国へ送り出すために、教育・選抜・手続きを行う機関です。日本語教育や技能教育、文化理解、試験対策なども含めて支援します。 登録支援機関特定技能で来日した外国人に対して、日本での生活支援や就業支援を行う日本側の機関です。送り出し機関とは役割分担が異なります。 特定技能人手不足分野の労働需給を補うことを目的として設計された在留資格です。一定の日本語能力と技能が求められ、定められた分野で就労することができます。 特定活動(ドライバー領域)外国人ドライバーが日本で働く際に利用される在留資格の一つです。本記事では、外免切替制度と関連する領域として扱っています。 外免切替外国で取得した運転免許証を、日本の運転免許証に切り替える手続きです。申請のほか、学科試験や実技試験が必要になります。 バリ島インドネシアの代表的な観光地です。ホスピタリティ文化や語学力、親日感情の面で特徴があり、日本企業との相性の良さが注目されています。 JFT Basic / JLPT日本語能力を測る試験です。特定技能では、日本語要件の基準としてJFT BasicやJLPT N4などが用いられます。 ミスマッチ企業と候補者の間で、期待値や技能、職務内容、文化理解などが一致していない状態を指します。採用後の早期離職や不満につながる要因になります。 キャリア形成単なる就労経験にとどまらず、経験・技能・資格・将来の職業選択などを含めて、長期的に職業人生をつくっていくプロセスを指します。 FAQ Q1. 特定技能と技能実習は何が違うのですか。A. 技能実習は「技能移転」を建前とした制度であり、必ずしも日本国内の人手不足を補うことを目的としていません。一方、特定技能は人手不足分野の労働力を確保することを目的とした在留資格で、外国人材を直接戦力として採用することを前提に設計されています。 Q2. 送り出し機関は具体的に何をしてくれるのですか。A. 候補者の募集、日本語教育、技能試験対策、生活・文化理解の指導、面接準備、書類手続き、渡航準備などを一貫して行います。日本企業側が採用活動と受け入れ体制の整備に集中できるよう、事前の教育と選抜を担う役割があります。 Q3. 登録支援機関と送り出し機関の違いは何ですか。A. 送り出し機関は「来日前」の教育・選抜・手続きが中心で、登録支援機関は「来日後」の生活支援や定着支援が中心です。企業は両者と協力しながら採用と受け入れを進めていくことになります。 Q4. インドネシア人材にはどのような特徴がありますか。A. 若年層が多く、語学の習得が比較的早いこと、親日度が高いことが特徴として挙げられます。特にバリ島出身者は、観光産業で培われたホスピタリティや対人スキルを持つ人が多く、日本のサービス業や介護現場との相性が良いと評価されることが多いです。 Q5. 面接から実際の就労開始まで、どのくらい時間がかかるのですか。A. 教育課程の期間、試験の合格タイミング、在留資格の申請・審査期間などによって変わりますが、一般的には半年から一年以上かかるケースが多いです。職種や募集のタイミングによっても前後します。 Q6. 特定技能の候補者は、どの程度「即戦力」と考えればよいですか。A. 一定の日本語能力と技能試験の合格実績があるため、基礎的な業務は比較的早く覚えられることが期待できます。ただし、職場ごとのルールや日本特有の品質基準、文化的なコミュニケーションには慣れが必要なため、受け入れ後の教育やサポートも重要になります。 Q7. なぜバリ島の人材が注目されているのですか。A. 観光地として世界中から訪問客を受け入れているため、ホスピタリティと接客マインドが生活の中で身についている人が多いこと、英語を含む複数言語に触れる機会が多いこと、日本文化への好意的な関心が強いことなどが理由として挙げられます。 Q8. 採用コストや手続きが複雑なのではないかと不安です。A. 制度上の要件や必要書類は確かに多く、企業単独で完結するのは負担が大きい場合があります。そのため、送り出し機関や登録支援機関と役割分担を行いながらプロセスを進めることで、企業側の事務負担やリスクを軽減することができます。

インドネシアの全国津々浦々に広がった日本のヤクルト(Yakult)

1月 17, 2026 • インドネシア

インドネシアの全国津々浦々に広がった日本のヤクルト(Yakult)

インドネシアは、人口約2億8千万人を抱える巨大消費市場であり、多民族・多宗教・多言語・多所得階層という複雑な構造をもつ国です。この市場で日本企業が長期的に定着するためには、製品のローカル適応、流通チャネルの選択、制度対応、ブランドの信頼形成といった複数の設計要素が求められます。 乳酸菌飲料のヤクルトは、こうした難易度の高い市場で半世紀近く存在感を高めてきました。ミニマーケットやワルンといった日常的な小売に加え、“Yakult Lady”と呼ばれる訪問販売員による独自チャネルを構築し、教育活動を通じて健康価値を浸透させてきました。本記事では、ヤクルトのインドネシア市場での展開をケースに取り上げ、ローカル適応やブランド構築、物流・需給設計、制度対応、販売チャネルの組み合わせなど、現地で持続的に成長するための実務的ヒントを整理します。 ヤクルトの事業展開:家庭用から教育・健康文脈へ 商品ラインとブランドの立ち位置 ヤクルトは「乳酸菌=健康」という文脈で広く受容されてきました。インドネシア市場ではYakult Originalが中心で、味覚は現地の嗜好に合わせた微調整を経て定着。小容量のボトルは子どもや高齢者でも飲みやすく、暑く湿度の高い気候でも消費タイミングを選ばない形状が支持されています。 食品安全と品質保証はブランド信頼の重要な前提で、同社は現地工場での一貫生産を採用しています。冷蔵チェーンが未整備な地域では、物流条件を考慮した温度管理と配送頻度の工夫が行われています。 供給体制と工場拠点 ヤクルトはBekasi(ジャワ島)に主要工場を置き、郊外の販売センターと冷蔵物流を組み合わせて広域配送を実現しています。島嶼国家であるインドネシアでは、一つの工場で全国供給を賄うために需給計画・リードタイム・配送ルートの可視化が重要になります。 “ローカル適応”と健康文脈の教育型ブランディング Yakult Lady(訪問販売モデル)の社会実装 インドネシア市場でヤクルトを語る上で欠かせない存在が“Yakult Lady”と呼ばれる訪問販売員です。住宅街・学校・オフィス・市場など、冷蔵什器や棚に依存しない販売チャネルを確保することで“いつでも買える入手性”を確立しました。 このモデルは以下のような複合的価値を生みます。 ・教育:乳酸菌や健康に関する知識の普及・習慣化:日常生活の“買物導線”への組込み・価格受容性:小額購買でも導入障壁が低い・女性雇用:地域女性の労働機会と所得源 Yakult Ladyは単に販売を行うだけではなく、家庭や学校で“健康の説明”をすることで信頼資産を積み上げてきました。これは広告や棚割りでは代替できない力学です。 ハラールへのコミット ヤクルトはインドネシアの食品市場に必須のハラール認証に早期対応し、原材料・工程・倉庫・配送までの一貫した制度運用を整えています。2024年以降の段階的義務化に伴う食品・飲料カテゴリの運用は、現地工場製造により確度を高める方向で進められています。 小容量×多チャネル戦略:所得階層と生活導線への対応 小容量SKU+少額購買の重要性 インドネシアの都市部・地方部では、日次・週次の少額購買が一般的であり、家計のキャッシュフローは細かく刻まれています。Yakultの小容量ボトルは以下と整合性があります。 ・冷蔵庫保管の省スペース・“試し買い”の心理的障壁が低い・子ども向けでサイズ最適・所得階層の多様性に適応・流通什器にフィット Yakult Ladyとミニマーケット(Indomaret/Alfamart)やワルンの併存チャネルは、得意な購買導線が異なるため補完関係にあります。 教育×ブランド活動:健康文脈の構築 学校訪問や衛生教育、腸内環境の啓発など、ヤクルトは“売る前に教える”アプローチを長期にわたり続けています。消費者理解が深まることで購買が習慣化し、小売での棚取り競争だけに依存しないブランド選好が生まれました。 乳酸菌という抽象概念は広告だけでは伝わりにくいため、日常接点の多い教育活動はカテゴリー育成にも寄与しています。結果として、Yakultの存在は“嗜好飲料”ではなく“健康習慣”に位置づけられるまでに昇格しました。 インドネシア市場での実務課題 物流と冷蔵チェーンの制約 インドネシアの島嶼性は、冷蔵品にとって難易度が高い領域です。ジャワ島外への配送はリードタイム、船便、在庫、店舗解凍など複数の制約を伴うため、Yakult Ladyのフィールド販売は冷蔵什器依存度を下げる意味でも合理的でした。 規制・制度と健康価値の橋渡し 食品安全・ハラール・添加物管理など、制度面での透明性は信頼の基礎になります。ヤクルトは生産体制と教育活動で“健康―科学―安全”の三角形を生活者に可視化することで市場との接続を整えてきました。 所得階層・多民族社会・地域文化 所得・宗教・民族・使用言語の差分が大きい市場では、広告と棚だけで広域を押さえることは困難です。地域女性の労働力を活用するYakult Ladyの販売網は、非均質市場に対する回答の一つと言えます。 日本企業への示唆:Yakultの事例から読み取る展開のポイント 1. ローカル適応の設計図 製品:気候・嗜好・栄養文脈に合わせた微調整チャネル:小額購買+訪問+小売を組み合わせた多層構造教育:カテゴリー育成と信頼形成を同時に行うハラール:制度の前倒し対応と生活者安心の担保 2. 需給設計と物流の工夫 在庫の役割を定義し、温度管理と配送頻度をデザイン島嶼性+小売+訪問販売を需給計画から統合する 3. 健康価値を“習慣”に昇格させる 健康を理由に飲む商品は、広告でなく教育で習慣化するYakult Ladyは“習慣チャネル”として機能している 4. 雇用と地域コミュニティの接続 女性雇用・地域所得・健康教育を重ねたモデルは、単線ではなく複線で市場に根付く まとめ ヤクルトはインドネシアにおいて、単なる飲料ブランドではなく“乳酸菌=健康習慣”の位置づけを確立することに成功しました。この過程には、製品仕様のローカル適応、ハラール制度対応、小容量SKUと少額購買への寄り添い、ヤクルトレディによる訪問販売と教育活動、冷蔵物流が困難な地域を含む供給システムの設計など、複合的な取り組みが存在します。 特に注目すべきは、広告や価格競争だけではなく、“習慣化”と“教育”に軸を置いたブランド形成です。これは所得階層や宗教、民族が混在するインドネシア市場の特性に適合したアプローチであり、他国展開とは異なる理由で独自の強さを生んでいます。 日本企業にとって、ヤクルトの事例は次の三つを示唆しています。 ・生活導線に合わせた市場設計は、機能よりも強い・制度(ハラール等)とオペレーション(物流・需給・SKU)は不可分である・コミュニティや教育活動は、ブランド資産の積み上げに寄与する インドネシア進出や現地展開を検討する企業にとって、ヤクルトの歩みは実務的にも示唆に富んだケーススタディとなります。 インドネシアでのビジネスなら創業10周年のTimedoor  システム開発、IT教育事業、日本語教育および人材送り出し事業、進出支援事業 [embed]https://youtu.be/yXZ4Zk2Q4rU?si=wuMx-QOko3MGbTkE[/embed] お問い合わせはこちら     Timedoor CEO 徳永 裕の紹介はこちら       本記事で使用した単語の解説 Yakult Lady(ヤクルトレディ)インドネシアの住宅街や学校、オフィスなどでヤクルトを訪問販売する女性販売員の呼称。販売と同時に健康価値の説明を行う点が特徴。 ワルン(Warung)インドネシアの個人商店。飲料・菓子・日用品・軽食などを扱う。小袋・少額購買が多い。 ミニマーケットIndomaretやAlfamartなど、インドネシアで店舗数が急拡大した小型小売業態。棚面と冷蔵什器の両方を持つ。 SKU(Stock Keeping Unit)在庫管理単位を指す。ヤクルトのケースでは小容量SKUが消費者行動と整合性が高い。 ハラールイスラム教で許容される食品・添加物・工程・流通の制度規範。インドネシアでは段階的義務化が進行している。 島嶼国家インドネシアは多数の島で構成される国家であり、物流・需給・冷蔵品管理に独特の制約が生じる。 所得階層インドネシアにおける購買行動の重要な変数。少額購買と小容量SKUが普及する背景。 健康習慣嗜好品ではなく毎日継続して摂取するカテゴリーのこと。Yakultはこのポジション獲得に成功した。 カテゴリー育成ブランドだけではなく市場そのものを教育し開拓する活動。乳酸菌飲料の普及では教育が不可欠。 FAQ Q1. なぜヤクルトはインドネシアで成功したのですか。A. 小容量SKU、訪問販売、教育活動、ハラール対応、冷蔵物流の工夫など、複数の市場適応の積み重ねが成功要因です。広告ではなく習慣形成を重視した点も大きいです。 Q2. Yakult Ladyはなぜ重要なのですか。A. 家庭・学校・コミュニティに直接入り込み、健康価値を説明できるため、乳酸菌という抽象概念を“生活習慣”に変換する役割を担います。 Q3. コールドチェーンが弱い国でなぜ成立したのですか。A. ヤクルトは訪問販売によって冷蔵什器依存を下げ、配送頻度や在庫回転で品質を担保しました。 Q4. ハラール対応はどの程度影響しますか。A. インドネシアでは食品・飲料カテゴリは必須条件に近く、ハラールは信頼の前提です。早期対応は不確実性の低減に寄与します。 Q5. ヤクルトのモデルは他商品にも応用できますか。A. 応用可能ですが、“教育を伴うカテゴリー”であることが条件になります。栄養価・機能性食品・衛生関連製品は適合性が高い領域です。 Q6. インドネシア市場では広告より教育が強いのですか。A. 所得階層や宗教・民族多様性を踏まえると、教育型アプローチは理解と信頼の獲得に有効です。習慣形成が必要なカテゴリーでは特に強く働きます。 Q7. 市場参入時にまず押さえるべき点は何ですか。A. 物流・需給・制度・SKU・販売チャネル・所得階層・購買頻度の六点を優先して整理する企業が成功しやすいです。 Q8. Yakultは高価格帯なのでしょうか。A. 高価格帯ではありません。小容量と少額購買が可能なため、インドネシアの家計キャッシュフロー構造と整合性があります。

インドネシアにある送り出し機関は500を超える?乱立の理由と課題は?

1月 15, 2026 • 特定技能・技能実習

インドネシアにある送り出し機関は500を超える?乱立の理由と課題は?

インドネシアには、技能実習や特定技能を通じて日本企業へ人材を送り出す「送り出し機関(LPK・Sending Organization)」が数百存在します。近年は「500を超えるのではないか」と語られるほどの規模になり、日本の企業や登録支援機関の間では、選定方法や品質の見極めが重要な実務課題になりつつあります。しかし、送り出し機関の制度や背景、乱立の理由について体系的に理解している日本側の関係者は決して多くありません。本記事では、インドネシアの送り出し機関の全体像、増加の背景、業界の課題、そして日本企業がパートナー選びを行う際に押さえるべきポイントを整理します。 1. そもそも「送り出し機関」とは何か 1-1. インドネシアにおける「LPK」と「Sending Organization」 インドネシアで「送り出し機関」という言葉が指すものは、文脈によって少しずつ違います。 LPK(Lembaga Pelatihan Kerja)直訳すると「職業訓練機関」。労働省(Kemnaker)に登録された、公的な「職業訓練の箱」です。日本語・介護・製造・IT・ホスピタリティなど、さまざまな分野のトレーニングを提供します。 Sending Organization(SO)技能実習・特定技能など「海外就労プログラム向けの送り出し機関」のこと。インドネシア側では主に、 技能実習:Kemnaker の所管の下でSOとして登録 特定技能:送り出しに関わる機関(LPK・人材会社など)が日本側の受け入れ企業・登録支援機関と組んで送り出しという形で機能します。 多くのケースでは、 1つの法人が「LPK」として職業訓練を行いながら 「Sending Organization」として日本・他国への送り出しも行う という「訓練 + 送り出し」の一体モデルを採用しています。 1-2. LPKの“母数”はどれくらいあるのか まず、ベースとなる「LPKの全体数」を確認します。 インドネシア政府の公開データによると、2024年時点でのLPK数は6,936機関、2025年上半期には7,213機関まで増えています。 さらに、そのうち約8割が未認定(未アクレディテーション)であることも報告されています。 ここから分かるのは、 「LPK」という箱そのものは数千単位で存在している しかし、そのすべてが「海外送り出し」をしているわけではない 品質が公的に認定されている機関は、まだ少数派 という現実です。 2. 日本向け送り出し機関は本当に「500を超える」のか 2-1. SOの公式登録数から見える規模感 「日本向け送り出し」に絞ると、状況は少し変わります。 インドネシアのメディアや教育系サイトのまとめによると、日本向けのSending Organization(主に技能実習・特定技能)として登録されている機関は、2023年の時点で347機関、2024年には464機関に増加したとされています。 また、インドネシア労働省(Kemnaker)の「SOリスト」には、数百に及ぶSOの一覧が掲載されており、ページ番号から逆算しても400機関台後半規模であることが読み取れます。 日本側でも、OTIT(外国人技能実習機構)が公表しているインドネシアの認定Sending Organization一覧に、多数のLPK名が並んでいます。 ここから現時点で言えるのは、 「日本向け送り出しを行うSO」は、公式登録ベースで400〜500前後 「実質的に日本案件を扱っているLPKや人材会社」まで含めれば、500を超えていると考えても不自然ではない ということです。 「インドネシアにある送り出し機関は500を超える?」という問いに対しては、 「日本向けだけをきっちり数えると400〜500前後だが、周辺ビジネスまで含めれば“500超”と見てよい」 くらいのニュアンスが、実態に近いといえるでしょう。 2-2. 「LPKの数」と「日本向けSOの数」を混同しない ここで注意したいのは、 LPKの総数(約7,000) 日本向けを中心としたSOの数(約400〜500) が、まったく別の数字だという点です。 日本側から見ると「どこも“送り出し機関”と言っている」ように見えますが、インドネシア国内では、 国内就職のための訓練をメインにするLPK 海外(日本・中東・アジア他国)向け送り出しをメインにするLPK 両方をやっているLPK が混在しており、そのうちの一部が日本向けに特化しています。 この構造を理解しておかないと、 「インドネシアには7,000も送り出し機関がある」 という、実態とは少し違うイメージを持ってしまいます。 3. なぜ送り出し機関がここまで増えたのか では、なぜこれほど多くの送り出し機関が生まれたのでしょうか。 背景には、インドネシアと日本、両方の事情があります。 3-1. 日本側の人手不足と「特定技能」「技能実習」の拡大 日本はご存じの通り、深刻な人手不足・少子高齢化が進んでいます。 技能実習制度(TITP) 特定技能(SSW) といった制度は、日本政府としても「現場の人手不足を緩和するための重要な受け皿」と位置づけられており、特定技能については日本側の研究でも「労働力不足への対応策」として整理されています。 実際、特定技能ビザの外国人は、2025年8月時点で約35万人、そのうちインドネシア人も大きなシェアを占めると報じられています。 また、技能実習・特定技能を含む日本での就労プログラムは、近年大きく拡大しており、 研修・技能実習の在留者 日本国内のインドネシア人労働者全体 いずれも右肩上がりです。 この「受け入れ枠の拡大」は、送り出し機関にとってはビジネスチャンスであり、新規参入のインセンティブとなりました。 3-2. インドネシア側の事情:人口ボーナスと国内雇用の構造 一方、インドネシア側にも強い動機があります。 若年人口が非常に多く、毎年大量の「新卒」が労働市場に出てくる 大卒であっても、安定した正社員ポストを得るのは簡単ではない 農村部・地方都市では、依然として賃金水準が低い といった事情から、「海外で働いて家族を支えたい」というニーズは非常に強いままです。 インドネシア政府自身も、「海外就労は完全な『悪』ではなく、家計改善・技術習得・帰国後の起業などにつながるポテンシャルがある」として、一定のルールのもとで送り出しビジネスを認めています。 実際、日本向けの研修・技能実習・特定技能など、さまざまなスキームを通じて、インドネシア人の対日渡航は着実に増加しています。 この「海外就労は家族の夢を叶える手段」という社会的コンセンサスがあるため、地方の企業家や教育者、宗教団体、財団などが、 「自分たちもLPKをつくり、地域の若者を海外へ送り出したい」 と考え、次々と参入してきたのです。 3-3. 「参入障壁の低さ」と「儲かりそうという安易な考え」 LPKの立ち上げ自体は、一定の設備・講師・カリキュラムなどの要件を満たせば登録が可能であり、医療や製造のように高額な初期投資が必須という産業ではありません。そのため、中小の教育事業者、地域の有力者、宗教団体、元留学生、海外就労経験者など、多様なプレイヤーが参入できる構造になっています。 さらに、日本の人手不足や特定技能制度の登場によって「日本向けの送り出しは儲かるらしい」というイメージが市場側に広がりました。現地では、技能実習や特定技能の成功事例が口コミ的に共有されやすいこともあり、送り出しビジネスに対して楽観的な収益期待を抱くケースも見られます。 しかし、現実には送り出し業は教育・選抜・生活指導・法的手続き・仲介交渉・就労後のフォローなど多層的な工程を含む産業であり、単純な手数料ビジネスとは異なります。制度理解や運営能力、候補者のモチベーション管理、費用の透明性、トラブル対応能力などが不足したまま参入した事業者の中には、教育品質や運営面で限界に直面し、事実上停止状態になる例も出ています。 こうした事情が、送り出し機関の数を加速的に増加させる一方で、品質・ガバナンス・持続性のばらつきを生み、結果的に市場全体の印象として「乱立」という評価につながっています。 4. 乱立がもたらす課題:日本企業にとってのリスク 送り出し機関の数が多いこと自体は、「競争が働き、質が上がる」というポジティブな面もあります。 しかし現状を見ると、日本側の企業・登録支援機関にとって、次のようなリスク・課題も無視できません。 4-1. 品質のばらつき:カリキュラム・日本語レベル・選抜の差 先ほど見た通り、LPKの約8割は未アクレディテーションの状態です。 未認定=即アウト、ではありませんが、 日本語教育のノウハウが不十分 カリキュラムが「試験対策」中心で、実務・生活面の訓練が弱い 入学時の選抜がほとんど行われていない といったケースも少なくありません。 日本企業から見ると、 「履歴書には“日本語N3相当”と書いてあったのに、実際には簡単な業務指示も通じない」 といったギャップが生じやすくなります。 4-2. 費用構造・ブローカー問題 送り出しビジネスが拡大すると、どうしても「仲介の仲介」のような存在が増えます。 LPK自体は小規模で、日本企業との直接コネクションを持たない そのため、インドネシア側のブローカー、日本側の紹介会社が複数入る 結果として、候補者が支払う費用が膨らむ しかし、そのコストが「教育やサポート」に十分再投資されていない という構図です。 インドネシア政府は不当な手数料や違法な徴収を抑制しようとしていますが、現場レベルではまだグレーゾーンも残っています。 高額な借金を背負って渡航した人材は、職場で問題が起きたときに「辞めたくても辞められない」状態に陥りやすく、日本企業にとってもリスクになります。 4-3. コンプライアンスとガバナンスの問題 送り出し機関が急増する中で、すべての機関が 日本・インドネシア双方の法令 技能実習・特定技能のルール 労働法・人権に関するスタンダード を十分に理解しているとは限りません。 契約書が候補者に適切な言語・内容で説明されていない 労働条件の説明が曖昧なまま出国してしまう トラブル時の相談窓口が整備されていない といった状態は、日本側のブランドや評判にも直結します。 4-4. 組織の持続性・内製化の弱さ 中小規模の送り出し機関の中には、 特定の個人(オーナー・日本語教師・日本側窓口)に依存している ドキュメント・ノウハウが属人化しており、仕組み化されていない ケースも多く見られます。 その結果、 キーマンの退職・急病で事業継続が難しくなる トラブルが起きた際、日本側が誰に連絡すべきか分からない といったリスクが生まれます。 送り出し機関の数が多い、ということは、その分「統治構造が弱い組織」も混じりやすい、ということでもあります。 5. 日本企業が送り出し機関を選ぶときのチェックポイント では、日本企業・登録支援機関は、インドネシアのどの送り出し機関と組むべきなのでしょうか。 ここからは、選定時に必ず確認したいポイントを整理します。 5-1. 法的な登録状況・認可の有無 まずは、「そもそも合法かどうか」を確認する必要があります。 Kemnaker(労働省)のLPK登録・SO登録状況 対象スキームに合わせた許認可(技能実習・特定技能 等) 必要に応じて、OTITの認定Sending Organizationリストへの掲載(技能実習の場合) これは、書類ベースで比較的簡単にチェックできます。 ただし、「登録されているから安心」というわけではなく、最低ラインをクリアしていることの確認に過ぎません。 5-2. 実績と「数字をどう語るか」 次に確認したいのは、送り出し実績です。 過去何名を日本に送り出しているか どの業種(介護・製造・外食など)が得意か 送り出し後の離職率はどの程度か トラブルが起きたときの対応事例はあるか ここで重要なのは、「数字そのもの」よりも、「数字の意味をどう説明できるか」です。 例えば、 「送り出し人数はそれほど多くないが、1社1社と長期的な関係を築いている」 「あえて送り出し人数を絞ることで、選抜と教育の品質を保っている」 という戦略もあり得ます。 一方で、 数だけをアピールし、具体的なフォロー体制やトラブル時の事例を説明できない 場合は、慎重に見た方が良いでしょう。 5-3. 日本語教育・職業訓練の設計 日本企業にとって最も気になるのは、「現場でちゃんと働ける人材が来るかどうか」です。 その意味で、送り出し機関の教育設計は必ず確認したいポイントです。 日本語教育の時間数と、目標レベル(例:N4〜N3相当) 授業スタイル(座学中心か、会話・ロールプレイ・現場シミュレーションがあるか) 介護・製造・外食など、業種別の専門トレーニングの有無 日本の生活ルール・マナー・安全教育の有無 テスト・評価・フィードバックの仕組み 政府データを見ると、LPK全体のトレーニングキャパシティは年々増加していますが、「量」と「質」が連動しているとは限りません。 だからこそ、企業側は「時間数」だけでなく、「中身」を具体的に確認する必要があります。 5-4. 候補者の選抜方法と情報開示 候補者の質は、「教育」だけでなく、「最初の選抜」で大きく変わります。 応募時にどのような情報を集めているか(学歴・職歴・家族背景・健康状態など) 適性検査や面接で何を見ているか 家族への説明は行われているか(家族の同意は重要) 費用・リスク・生活イメージなどをどの程度具体的に伝えているか こうした部分が雑な送り出し機関は、 出国後に、「聞いていた話と違う」と感じる候補者が増えやすい 結果として、早期離職やモチベーション低下につながる というリスクがあります。 5-5. 費用の透明性と、候補者への負担 企業側にとっても、候補者にとっても大切なのが、「お金の話の透明性」です。 候補者が負担する費用の内訳(授業料・寮費・手続き費用など) 追加徴収の有無(出国前・出国後) 分割払い・ローン利用の有無と条件 日本企業側が負担している費用(就労後のサポート費用も含む) インドネシアでは、過度な費用負担が社会問題化した事例もあり、日本政府も人権・労働環境の観点から注視しています。 企業としては、 「自社とパートナーの収益構造が、候補者の過剰な借金の上に成り立っていないか」 という視点を持つことが重要です。 5-6. データ・報告体制と、コミュニケーションの取りやすさ 送り出し後も、企業側・登録支援機関と送り出し機関の連携は続きます。 日本人の担当者がいて管理しているかどうか 候補者の学習進捗・出席状況・テスト結果の共有方法 オンラインでの情報共有(LMS・チャットツールなど)の有無 トラブル発生時のエスカレーションルートと、レスポンス速度 日本語・英語でコミュニケーションできる窓口の有無 こうした点は、「送り出し開始後」に効いてきます。 人材の質が多少高くても、パートナー側との連携が取れないと、日本の現場にしわ寄せが行くことになります。 6. これからのインドネシア送り出し市場はどうなっていくのか 最後に、「今後の流れ」を簡単に整理しておきます。 6-1. 数から「質」へのシフトの可能性 政府統計を見ると、LPKの数は短期間で大きく増えました。 今後は、 アクレディテーション(認定)の推進 不適切な送り出し機関の是正・退出 教育の質・就労結果に応じた評価 といった形で、「数」から「質」へと政策の焦点が移っていく可能性が高いと考えられます。 日本側でも、技能実習制度の見直しや特定技能の議論が進んでおり、「単純に人数を増やせばいい時代」は徐々に終わりつつあります。 6-2. 大手SOと中小LPKの二極化 現状でも、 送出し人数ベースで見れば、一部の大手SOが全体のかなりの割合を占めている 一方で、小規模なLPKが地域に密着して細々と送り出しを行っている という「二極構造」が見られます。 今後は、 大手SO:数とスケールで勝負しつつ、日本・インドネシア両政府との連携を強化 中小LPK:ニッチ分野(特定業種・特定地域・特定企業とのパートナーシップ)に特化 という棲み分けが進む可能性があります。 6-3. デジタル化と「見える化」の進展 教育・送り出しの現場でも、少しずつデジタル化が進んでいます。 オンラインでの日本語授業 学習管理システム(LMS)の導入 進捗・テスト結果のオンライン共有 企業向けダッシュボード/レポート といった仕組みを持つ送り出し機関も増え始めています。 日本企業としては、「データを開示してくれるパートナー」を選ぶことが、長期的には大きな差になります。 まとめ インドネシアのLPK(職業訓練機関)は約7,000存在し、そのうち日本向けのSending Organizationは公式登録ベースで400~500前後に達しています。広義に「日本案件を扱う送り出し機関」まで含めれば、500を超えるという見立ても現実的です。送り出し機関が増加した背景には、日本の人手不足と特定技能・技能実習の拡大、インドネシアの若年人口と海外就労ニーズ、LPK設立の参入障壁の低さ、そして政策的な後押しがあります。一方で教育品質のばらつきや費用構造の不透明さ、コンプライアンスとガバナンス、組織の持続性といった課題も残っています。 日本企業や登録支援機関がパートナーを選ぶ際には、法的登録状況、実績、人材教育、選抜方法、費用の透明性、データ連携の可否といった具体的な指標を確認することが重要です。インドネシア側でも今後は「数」よりも「質」へのシフト、デジタル化の加速、そして大手SOと地域型LPKの二極化が進む可能性が高いと考えられます。送り出し機関の数に圧倒されるのではなく、制度と構造を理解した上で、自社の採用目的に合うパートナーを選択することが、日本での受け入れの安定とミスマッチ防止につながります。 インドネシアの人材育成・採用ならLPK Timedoor ​LPK Timedoorは、インドネシア・バリ島デンパサールに拠点を置く職業訓練校で、日本での就労を目指すインドネシア人に対し、日本語や日本文化、仕事に対する価値観やマインドセットを学ぶ環境を提供しています。お気軽にお問い合わせください。 所在地と連絡先: 住所: Jl. Tukad Yeh Aya IX No.46, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia 80226​ 電話番号: +81 80-2399-8776(日本人直通) メール: [email protected] Website:  ​lpktimedoor.com Instagram: https://www.instagram.com/lpk_timedoor/ 本記事で使用した単語の解説 送り出し機関海外で働く技能実習生や特定技能人材を育成し、日本企業などに送り出す役割を持つ機関を指します。 LPK(Lembaga Pelatihan Kerja)インドネシアの労働省に登録された職業訓練機関です。日本語や介護、製造などの訓練を行います。 Sending Organization(SO)技能実習や特定技能など海外就労プログラムの送り出しを担う機関です。技能実習では登録制となっています。 特定技能(SSW)日本の人手不足業界向けに創設された在留資格です。介護、製造、外食など複数分野が対象となっています。 技能実習制度(TITP)技能移転を目的とした日本の制度です。実態として労働力供給の役割も担ってきました。 登録支援機関(RS)日本で特定技能人材の生活・職業支援を担う機関です。企業に代わって支援業務を実施できます。 アクレディテーションLPKなど教育機関の品質認定制度です。未認定のLPKも多く存在します。 海外就労インドネシアでは家計向上やキャリア形成の手段として一般的な選択肢となっています。 FAQ Q. インドネシアの送り出し機関は本当に500を超えるのでしょうかA. 公式登録ベースでは約400〜500前後であり、広義の送り出し機関を含めれば500超と見ることは現実的です。 Q. LPKとSending Organizationの違いは何でしょうかA. LPKは職業訓練を提供する機関であり、Sending Organizationは技能実習や特定技能の送り出しを担う機関です。両方を兼ねるケースも多くあります。 Q. 送り出し機関が多い理由は何でしょうかA. 日本の人手不足と制度拡大、インドネシアの海外就労需要、LPK設立の参入障壁の低さ、政策的支援などが背景にあります。 Q. 送り出し機関の品質は均一なのでしょうかA. 品質は大きく異なります。日本語教育や専門訓練、選抜、費用、運営体制などで差が生じやすいです。 Q. 日本企業はどの基準で送り出し機関を選べば良いのでしょうかA. 法的登録、実績、教育内容、候補者選抜、費用の透明性、データ連携など具体的な指標を確認することが重要です。 Q. 今後の市場動向はどうなるのでしょうかA. 「数から質」へのシフト、デジタル化、そして大手と中小の二極化が進む可能性が高いと考えられます。

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